「なんじこりゃ?」な家の画像で思い出したアンゴラ共和国の建物たち
毎度の「なんじゃこりゃ?」な「画像散策」をしていたら、
こんな ↓ 家を見つけてしまいました。
よく見れば、向かって左半分は
道路に対して平行になっているので、
あながち変だとも言えないのですが、
どうも継ぎ足し継ぎ足しで造っていく中、
ひまわりのように少しずつ
お日様の方に向いていってしまったように見えるのは
私だけでしょうか?>笑
それはそうと、上の画像を見ていたら、
建設ラッシュが目覚ましかったアンゴラの
首都ルアンダで見てしまったケースを二つほど思い出してしまいました。
一つ目は
こちら ↓ のビル。
これは
アンゴラ国営石油会社の
一番最初に建てられた自社ビル。
このビルが建てられ始めて完成した頃まで
ちょうど頻繁にアンゴラ通いをしており、
このすぐ近くの事務所で働いていたこともあり、
目隠し&事故防止のネットなどを被せることすらなく
進められる工事を毎日のように見ていました。
基礎が出来ると柱を一階分立てては
その上にスラブを敷き、
その上にもう一階分の柱を立て…
という作業が繰り返されていく中、
日本で言うところの6階
(地階をカウントする現地では5階)の
柱が出来た頃、
ふと横をとおりながら見上げてみると、
「ああ~っ!!」
ナント!
柱の一本が明らかにずれている!
「あ~あ、打ち直しですかねぇ~…」
とか日本人同士で言って、
しばらくはその件を忘れて過ごし、
2週間程して又見上げてみると、
柱がずれたままの上にスラブを敷いて、
既に次の階の柱を造っていました...!
要は、こんな ↓ 感じ...。
ビルの写真を見ても分かるとおり、
完成したビルは21階建てだかなのですが、
このままの状態で建設は進み、
全ての大枠が出来上がると、
見事に、
しかも不自然にも(笑)
そのずれている中途半端な個所から外装工事を始めて
目出度く竣工式の日を迎えましたとさ! >爆!
😱😅🥲
もう一つは
こちら ↓ のケース。
戦後の復興が始まってからの10年間程、
各国からの協力や投資が入り、
首都ルアンダでは
一斉にインフラの復旧工事や
数多くのビルが建設され始めたことにより、
街は混雑を極め、
道路はどこも信じられないほど渋滞し、
かつては車で5分程度の場所への移動も、
30分~40分はかかるといった状態に陥り、
ルアンダに住む誰にとっても
「移動」という行為が何より苦痛という
日々が続いていました。
そんなこともあり、
「通勤時間を省けるのが最高の贅沢」
という概念が生まれ、
新たに造られるビルの多くが、
低層階は事務所、上層階は住居、
または
手前のビルは事務所、奥のビルは住居
というスタイルのものが多くなっていきました。
そして
その中の比較的早期に完成したのが
上の写真のビルで、
上部のキューブ型の2棟が
住居用マンションになっています。
そして、
よく見て頂くと分かるかと思われますが、
向かって左の「キューブ」が
すこ~しだけ向かって右向きに「ブレて」いるのです。
これは、
この ↓ 地図上に赤い〇で記した界隈の、
道路に対して直角に建てられたビルなので、
左のキューブを右に少し振ることによって、
「どの部屋もオーシャンビュー」と
謳って売ることができるからなのです。>笑
とはいえ、
私が同行していた日本人グループは、
これが建てられる以前に
最初の柱がずれたままのケースを目の当たりにしていますから、
私が「オーシャンビュー説」を力説したところで
「よりによって、この町でそんな紛らわしいもの造られてもなぁ~、
僕達には、どうしても施工ミスにしか見えないよなぁ~…」
と、半信半疑でした。>爆!
😂😂😂
本日もお読み頂き、誠にありがとうございました!
※ 「そんなこと言われても半信半疑」、否、
「分かれ道 ネコ」はこたつぶとんさんの作品です。
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