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んっ?!ニワトリが「ポッポッポ」?!

いえいえ、
決してニワトリがハトの真似をしているわけではありません。

実はこれ ↓ は、

ブラジルのニワトリが
コーヒーを煎れながら、

「Pó pô pó ?」

「粉、入れていい?」

「Pó pô !」

「入れていいよ!」

と会話しているのです! 😲

😂😂😂


「ええ~っ?! なんだってぇ~?!」


って感じですよね…。


では解説します。

まず、ポルトガル語でハトは「ポッポ」とは鳴きません。

というか、ハトの鳴き声に定番の擬音語はなく、

「 Gru, ru, gru ru !【グルルー、グルルー】」とか
「Pruuu pruu !「プル―、プルー」といった
バリエーションがあるようです。

で、この「ポッポ…」はというと、

日本語と概ね一致するニワトリの「có-có【コッコ】」
「pó-pó【ポッポ】」に置き換えて
言葉遊びをしているのです。

でも…、

「ポルトガル語では『ポッポッポ』だけで
『粉、入れていい』という意味なの?
そう言ったら通じるの?」


と、訊ねられると、

「う~ん…、普通の日本人が普通に『ポッポッポ』と
言ったのでは、ちょっと無理かな?」

と言わざるを得ません...。

また、言うまでもなく、
鼠先輩が「ポポポポポポッポ~」と歌っているのを
ブラジル人に聞かせても、

「🎵 粉入れていい?粉入れていい?🎵」

には絶対聞こえません! >笑

😂😂😂


では、具体的に説明しましょう。

「Pó pô pó ?」

というのは、

「Pode por o pó ?」


伯葡語:【ポ
ージ・ール・?】


欧州葡語:【ポ
ードゥ・ール・?】

=「粉、入れていい?」

という文のアクセント部を表現したもので、

「Pó pô !」

は、同様に

「Pode por!」

伯葡語:【ポージ・ール!

欧州葡語:【ポードゥ・ール!

=「入れていいよ!」

を表しています。

そして日本人にとってネックになるのは
「Pó」が開口音であるのに対して
「Pô」が閉口音だという点です。

「Pó pô pó ?」や「Pó pô !」
と略されている時にはアクセント記号が付いていて、
しかもその記号の形が違うので
まだ分かり易いのですが、

「Pode por o pó ?」や「Pode por !」と
フルの文にしてしまうと、
「粉」を表す「pó」にしか
アクセント記号は付いておらず、

それでも発音する際は
開口音と閉口音を区別しなければなりませんから、
その辺は日本人にとっての
ポルトガル語学習の難しさの一つと言えるでしょう。

😮 😯 😮


というわけで、

ニワトリさんが「ポッポッポ」と会話しているのを見て
私自身はお腹を抱えて笑ってしまったので
皆さんともシェアしたいなと思ったのですが、

結局は
難しいだけで、頼んでもいない
ヘンテコなポルトガル語レッスン…に
なってしまいましたね…。

(ノ≧ڡ≦)てへっ…!


にも拘わらず、ここまでお読み頂き
まことにありがとうございました!


※ 「僕はお勉強大好きだよ♪」、否、
「読書 猫」はこたつぶとんさんの作品です。





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