セーフワード

セーフワードは、プレイ中にボトム(従者またはM)の側が限界になった時にいう言葉です。ボトムがセーフワードを言えば、トップ(主またはS)は即座にプレイを中断しなければなりません。それがセーフワードの定義です。これは、ボトムを怪我などから守るルールです。だから、二人の間でセーフワードを決めていなかったら、必ずセーフワードを決めましょう。ボトムからトップに、セーフワードを決めるようお願いしても構いません。もし、そのとき拒否されたら、そのようなトップと付き合うのはやめましょう。ボトムは、自分の身を守る必要があります。

セーフワードはどのようにして決めるのか。よく質問を受けますが、原則的にはボトムが決めます。なぜなら、限界になるような時は頭が真っ白になっていて、それでも思い出せて口に出せる言葉じゃないといけないからです。できるだけ、簡単で、どんな状況でも口に出せる言葉にしましょう。言えないように複雑な言葉にするなどとと言うトップは断りましょう。言えなければ、あるいは複雑な言葉にしたら、セーフワードの意味がありません。
セーフワードは、普段使う言葉とは、少し違う言葉を選びましょう。「いや」とかにすると、本当な嫌ではないのに「いや」というボトムだと、区別がつかなくなるからです。ちなみに、僕は相方とは「無理」をセーフワードにしています。

セーフワードを言ったら、即座にプレイを止める必要があります。セーフワードを言っても、グダグダやめてくれないトップは、お付き合いをやめましょう。非常に危ないです。自分の体は自分にしかわかりません。プレイをやめないと、大怪我をするかもしれませんし、骨折するかもしれませんし、神経が麻痺するかもしれません。一生残る後遺症が残るかもしれませんし、最悪、死亡するかもしれません。そうなってからでは遅いです。

ボトムにセーフワードを言わせるトップは恥だと言われることがあります。そんなことはありません。真剣にプレイしていたら、思わずプレイにのめり込んでしまうこともあります。それより、セーフワードを決めない、あるいはセーフワードを言ってもやめないトップの方が恥です。

口枷や猿轡などで言葉が言えない場合は、トップを2回タップするなど、行動で示すようにします。
では、その上に、手枷足枷で動きが取れなくなった場合は、どうすれば良いでしょうか。このプレイは、セーフワードを放棄するのと同じで、ほぼ何をされても良いという意思表明です。よほど相手との信頼性が確立されている場合でないと行ってはいけないと思います。そのような信頼関係になるまでに、当然セーフワードも決まっているはずですね。



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