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私と同い歳、21歳の中学3年生@NGOCBB


みなさん、こんにちは。カンボジアの国際協力NGO CBBでインターンをしております。北海道教育大学の松田です。


今日のnoteでは、昨日の住み込み探しの話をしようと思います。

昨日は、スワイプレイ村という村を訪れました。
先日スンダイ高校で聞き込みをした時に、grade10を途中で退学した男の子が住んでいると教えてもらった村です。

事前にその男の子の家を知っている女の子と連絡を取り、家まで案内してもらえるようにお願いしていたのですが、

いざ村に着くと、

女の子と連絡が取れない。


何度か連絡しても繋がらなかったので、彼女と会うことは諦め、スワイプレイ村の村長さんのところへ行き、紹介してもらう方法を取ることにしました。

村長さんは、先日作ったポスターを時間をかけて全部読んでくださり、スワイプレイ村のことやCBBの活動について色々お話しすることができました。

とても素敵な村長さんだったのですが、中学、高校を退学した人についてはよく分からないようだったので、
「もし誰かいたら教えてください」と連絡先を交換し、家を後にしました。

その後はスワイプレイ村をバイクで周りながら、家の様子から貧困の家庭がないか見ていたのですが、
貧困そうな家庭は見つけても、家に誰もいないということが多く、人がたくさん集まっている売店によって聞き込みをすることにしました。

売店で聞き込みをしていると、そこの売店にいた女の子がgrade9で学校を退学していました。
歳は私と同じ21歳。
grade9なので、彼女は中学3年生で勉強をストップしています。去年辞めたばかりということなので、元々進級が遅れているようです。

退学したのは、友達がみんな学校を辞めたからと言っていました。

プノンペンなどの都市部では、年齢=学年ですが、村に入るとこのように年齢≠学年というのはよくあります。

CBBの住み込みスタッフの話をし、もし興味があれば是非来て欲しいと連絡先を交換しました。
また、そこで本当は会うはずだった、スンダイ高校を退学した男の子の名前を出して家の場所を訪ねると、たまたま知っていて、本来の目的の彼の家を訪ねることができました。

スンダイを退学した彼は、お父さんが亡くなり、お父さんが今までやっていた農業を引き継がなければならなくなったので、高校を辞めるしかなかったそうです。

彼以外にお父さんの仕事を引き継ぐことができる人はいないため、彼がCBBに来るというのは無理に近いです。
ですが、もし彼に「復学して勉強したい」という思いがあるのであれば、サポートできたらと思います。

今掲げている住み込みスタッフの目標人数は5人。そして、今現在の住み込みスタッフは2人。
これからも頑張って住み込みスタッフ探しの旅に出ようと思います。