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[続.洋服物語] 私がここ数年ブルージーンズを履かなくなった理由。ブラックとブルーは何が違うのか?

中学3年生の頃に同級生の影響で洋服の魅力に取り憑かれ、今に至る(41歳)までに体験した『洋服』をはじめとした『モノ』にまつわるアレコレ。

自分の価値観を形成するうえでターニングポイントとなった『私と"モノ" との記憶』いわばモノにまつわる物語を書き綴る日記。

これは、
『おすすめアイテムの紹介』ではない。
『私物紹介』でもない。

読んだあなたが、少しでも洋服を好きになるきっかけ、自分の使う道具を愛らしく感じてもらえるようになれば嬉しい。


:Episode.23
PHIGVEL CLASSIC BLACK JEANS(REGULAR)」

ここ数年5ポケットのデニムパンツ(定番的な形)はもっぱら黒を履いており、ブルージーンズを履くことがほとんど無くなった。

私が履き続けているのは店で取り扱いをしているPHIGVELというブランドのもの。12.5ozというデニムとしては厚すぎず薄すぎずの生地感ブラックセルビッチデニムでややスリムなシルエットが特徴である。

かなりの頻度で履いているので良い感じにエイジングしており、履けば履くほど、なくてはならないものになりつつある。

あれほど好きだったブルーデニムをなぜ履かなくなったのか??

私なりに考えた結果、ブルージーンズ特有の土臭くカジュアルな印象と、ビンテージジーンズなどで「良い色落ち」と言われる "縦落ち"  "ヒゲ"  "ハチノス"などがスタイリングにおいて主張が強く出過ぎるという答えに辿り着いた。

歳を重ねるごとに、洋服というのは全体のバランスが大切で一定の清潔感が必ず必要だということを強く感じる。

そういえば昔、私が履いていた穴の空いたビンテージジーンズを見て祖父が「捨ててしまえ」と怒っていた。その感覚に近いのかもしれない。ボロボロのジーンズを使う時は、他のアイテムをいつも以上に清潔に綺麗にまとめてバランスをとる必要があるということ。

若い頃は良かったかもしれないが歳を重ねて不潔感が漂うスタイリングは人格すら否定される恐れがあるから要注意。

ジャケパンスタイルもブラックならごく自然に合わせられる。これがブルージーンズだと悪くはないがやや散らかった印象を受けるだろう。そんなことをあれこれ考えた末、40歳を越えた私に毎日寄り添ってくれるのはブルーではなくブラックジーンズなのだ。


私が履いているこのブラックジーンズ、年に2回は必ずお店に入荷させているのだが、その度に必ず売り切れている。やはり私と歳の近いお客さんたちはとくにそこら辺の感覚が似ているからなのかもしれない。

年齢による見られ方の変化を考えながら洋服をチョイスする。それも大人の嗜みなのかもしれない。


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