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司法書士合格後、特別研修を受けるか受けないか迷ったら

早いもので私が司法書士の特別研修を受けてから、もうすぐ1年になろうとしています。

令和5年度の合格者の方々を中心に、今年の特別研修を受講される皆様は、そろそろ準備に取り掛かっている頃でしょうか。

私の時は、まだコロナが完全に明けていませんでしたから、とにかくコロナに感染せず、無事に最後まで研修を受けきること、それが一番の目標でしたが、そもそも、この特別研修を受けるか受けないか、で迷った方も多いかと思います。

そもそも、特別研修って何?という話ですが、司法書士試験に合格した後、簡易裁判所限定で、訴額140万円までの訴訟代理人となるための資格を得るための「認定考査」という試験を受験する資格を得るための研修、なのです。

この研修の受講費用がこれまた高くて、15万円以上・・・

途中で無断欠席や遅刻は厳禁・・・

課題もそこそこあって、予習して臨まないと研修中にそれなりに苦労する、という、なかなか大変な研修なのです。

ですから、そもそも、裁判所での訴訟代理権を取得することに意欲がわかない方は、受けないという選択肢もアリ、だと思います。

でも、ちょっとでも、迷っている方。
今ははっきりわからないけれど、将来はひょっとしたら使うかも、という方。

もちろん、状況にもよりますが、(仕事が忙しくて休めない、子育て中で週末空けられない、等)
受けられるなら、司法書士試験合格から出来るだけ早く、出来れば翌年に勢いで受けてしまった方が良いと思います。

なぜかというと、要件事実の学習は、本試験の知識が抜けていない時期にする方が楽だということ、さらに、同期の横のつながりができる、という2つのメリットがあるから、です。

既に司法書士の実務に就いている方は、時間を捻出するのが大変だと思いますが、過ぎてしまえば結構あっという間、でした。
対面講義とオンライン講義のコンビネーションなので、移動が大変だったり、という苦労はありましたが。

皆さんが、悔いのない決断をされて、健康に留意され、
無事に特別研修を終えられることを祈っております。


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