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2022年9月フィリピン株式市場はベアマーケット入り!これは絶好の仕込み時?

どうも、Shoheybeatzです。

1か月半ぶりの投稿になります。

2022年9月最終取引日となった金曜日のフィリピン株式マーケットですがPSEiが3.26%も下がって5,721でクローズ。

水曜日の時点ですでに2年ぶりのベアマーケット入りしました。

今回はフィリピン株式市場に今何が起こっているのか、これからマーケットはどうなるのか?

そして最後に今私がこの相場に対してどんなことを考えているかについて解説したいと思います。

フィリピン株式市場がベアマーケット入り

2022年9月は米国のインフレの加速、長期債の上昇、FRBのタカ派の発言などによりフィリピン株式市場は14日から2週間続けて続落していましたが、27日水曜日大きな陰線を出して5%近く下落。ついに2020年10月以来2年ぶりとなる直近高値から20%マーケットが下落することを意味するベアマーケット入りしました。

しかし米国のナスダックやSP500など国外の主要インデックスはすでにベアマーケットに入っていたにもかかわず、フィリピンはずっと強烈な楽観ムードがあったのですが、それがついに終わりを告げました。

翌日28日は英国の金融緩和のニュースがあり、マーケットが開いた直後は強い買い圧力がみられたものの、結局最後はマイナスで終わり、9月最終日となった金曜日も3%以上も下落してフィリピン総合指数PSEiは2020年9月につけた5700レベルまで下がってしまっています。

フィリピン株式市場の今後の展開は?

上のチャートはフィリピン株式マーケット史上もっとも最悪なパフォーマンスだったと言われる2018年のものです。

当時は米中の貿易摩擦から始まり、米長期債の上昇、国内の高インフレとBSPによる利上げと今年の相場と状況が酷似しているんですが、そのときはなんとPSEiが年間を通して25%も下落しました。

2018年は年間を通して下落トレンドになっていましたが、底打ちが11月にあり、最も大きな下落幅を記録しています。

今年も同様にフィリピン国内のインフレを抑え込むためにまだ利上げが行われると考えられますので、とすれば10~11月まで相場は相当荒れるのではないかと考えています。


フィリピン株式市場に対して今思っていること

上記の理由により、直近では当面は下落するのではないかと思っていますが、まだ買い場は先なのか?というと、私自身はそう思っていません。
むしろ買い場は近いんじゃないかと考えています。

というのも、以前別の記事でも紹介しましたが、フィリピンの私立大学で最高峰と言われる、ラサール大学が出したレポートによると過去26年間で12月~1月が1年を通してもっとも株価が上昇する月だと言われています。

これは12月の最後の週から1月の最初の2週間までの期間で投資家がマーケットへエントリーする戦略として使っていることが理由のようで、これがフィリピンではJanuary Effectと呼ばれるアノマリーです。

それに加えて、12月と1月はクリスマスと正月があり宗教的にも重要な月で、家族親戚が集まってパーティーをします。

企業が13か月ボーナスを払うことが義務つけられているフィリピンで、この時期にモールや通販で一斉にバーゲンセールを行いますから、企業にとって1年間のなかで一番の稼ぎ時なのです。

ちなみに、フィリピン史上最悪の年と言われた2018年も、PSEiが11月に底打ちしてから2月までのたった3か月間でなんと20%も上昇していますので、ここから先、年末にかけて、仕込み時になる可能性も十分にあります。

2022年末に向けて仕込みたい銘柄

では最後に、2022年末に向けて仕込みたい私が実際に今狙っている銘柄について紹介します。それは、

2022年現在、フィリピン証券取引所へ上場されている唯一の上場投資信託(ETF) のFirst Metro Philippine Equity Exchange Traded Fund (FMETF)です。

上場投資信託(ETF) とは、銀行や保険会社などで取り扱っている投資信託との違いは、普通株のように証券取引所へ上場されており、取引時間内であれば好きな時に売買することができます。

海外のETFで有名なものではS&P500に連動するQQQや米国の企業すべてに投資ができるVTIなどがあります。

このFMETFは2013年1月15日にメトロバンクグループの完全子会社であるファーストメトロインベストメントコーポレーション (FMIC) によって設立されました。

FMETFの目標は、フィリピン株式指数 (PSEi) の株価に連動させることであり、同時に構成されている企業の比率も指数に一致させようとしていて、その誤差と言えるトラッキングエラーはわずか0.04%のです。

FMETFのチャートをみてみましょう。

2022年9月、FMETFは89.80でクローズしていますが、PSEiまだ下落トレンドにあることを考えれば、次のサポートラインがある89.38、その次の86.70まで下落する可能性があり、私はこのサポートラインをベースにして指値注文をしています。

投資信託である以上、大きなリターンは狙える銘柄では決してありませんが、この難しいマーケット状況において大きな損失を出すリスク回避もできる言わば守りの銘柄だと思っています。

なお、FMETFはフィリピンの証券取引所へ上場している銘柄ですが、同様の銘柄ではNY証券取引所に上場されているブラックロックのiShares MSCI Philippines ETF (EPHE)も良いのではないかと思います。


まとめ

フィリピンの株式市場は、米長期債の上昇や高インフレなどを背景に2022年9月、ついに2年ぶりとなるベアマーケットに入りました。

フィリピン史上最悪のパフォーマンスを記録した2018年の状況を考えると、今後10月~11月にかけて当面の間は下げ目線だと思っていますが、年間を通してもっとパフォーマンスが良いと言われる12月~1月に向けて上昇するだろうと思われる銘柄を仕込むには絶好の買い場になるのではないかと思っています。

個人的にはフィリピン証券取引所に上場されている唯一の上場投資信託で、PSEiの値動きに連動するファーストメトロのFMETFやNY証券取引所に上場されているブラックロックのiShares MSCI Philippines ETF (EPHE)が比較的リスクを抑えつつも年末年始にかけて上昇を狙える銘柄として検討してます。



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※なお上記内容は投資2年目の超ビギナーによるものですので、必ずしもそうなるとは限りませんので、その点はご理解お願いします。

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