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2022年2月PSEインデックスの入れ替え候補はMONDEとEMP!?DITOはどうなる?


どうもshoheybeatzです。


2022年1月も後半戦に入りましたが、今年に入ってネットを賑わせているのがアノ件について、今回調べてみました。

最近、ネットニュースでよく見かける内容が、今年最初のPSEインデックスの構成銘柄の入れ替え候補にMONDEとEMPが浮上しているものです。

そしてもう一つの候補としてDITOが加えられるのではないか?とウワサされているようですが、

果たしてどうなるんでしょうか?

今回はそこら辺のネットの情報をまとめながら私の考えについてご紹介したいと思います。

PSEインデックス構成銘柄


「PSEi」として知られているPSEインデックスは、フィリピンの株式市場のパフォーマンスを測定するベンチマーク、総合株式指数です。

PSEインデックスは、株式市場に上場されている全銘柄の中から選ばれた上位30社の企業で構成されており、企業は完全な時価総額に基づいてランク付けされ年2回、定期的にこのPSEインデックスの構成銘柄の入れ替えを行なっています。


ちなみに直近では、昨年8月にEmperador Inc.(EMP)とDMCI Holdings, Inc.(DMC)が降格し、Converge ICT Solutions Inc(CNVRG)とAC Energy Corp.(ACEN)の2社が加えられ、10月にはFirst Gen Corporation(FGEN)に代わりWilcon Depot Inc.(WLCON)が加えられています。

なお、PSEインデックスに加えられるには下記の条件があります。

(1)レビュー期間中にメインボードにリストされていること
(2)少なくとも20%のフリーフロートがあること
(3)過去9か月間で1日の取引額の中央値がPSEの上位25%に含まれていること
(4) 時価総額で上位30位に入っていること



(1)についてはそもそも論的な感じはありますが、(2)のフリーフロートとはJPXの用語集では「浮動株比率」と訳されていますが、これは発行されている株のうち、市場で取引されている株の割合を指す言葉のようで、比率が高いほど市場に出回る株が多いということです。

(3)と(4)にしても、PSEインデックス構成銘柄はフィリピン証券取引所に上場している上位30銘柄が選ばれているということを考えると当然のような気がします。

2月のPSEインデックス銘柄入れ替え候補


では次に2月にPSEインデックスに加えられるのではないかと言われているのがMonde Nissin(MONDE)とEmperador Inc.(EMP)の2社です。

Monde Nissin(MONDE)

フィリピン国内最大のインスタントヌードルLucky Me!やビスケット菓子の製造及び販売並びに欧米諸国を中心に代替肉食品の販売を行うMonde Nissin Corporationですが、以前別の記事でも書きましたが、昨年からすでにPSEインデックスに加えられるのではないかというのが投資家の間でささやかれていました。

昨年7月に10億ドルのIPOで鳴り物入りで上場してから9月末につけた最高値まで3ヶ月足らずで60%以上株価上昇を記録した時価総額2,820億ペソのルーキー銘柄です。

MONDE Nissinについて詳しくは過去の記事を参照ください。

Emperador Inc.(EMP)

アンドリュー・タン率いるAlliance Global Group Inc傘下のEmperador Incですが、

スペインで最大のブランデーメーカーであり300年の伝統を持つFundadorと175年のウイスキーの伝統を持つ世界で5番目に大きいウイスキーメーカーであるWhyte&Mackayを所有している同社は2021年の9月までの純利益が前年同期75%増加して384億ペソを計上し、9カ月間の収益は2020年通期の80億ペソを上回りました。

昨年8月に最低フロートレベルを下回りPSEインデックスからの降格が発表されたあと20%近く下落したものの、その後シンガポール証券取引所(SGX)への上場を機にそこから株価が上昇を続け2021年12月に最高値21ペソを記録。インデックス降格後の下落からたった半年足らずで70%以上株価が上がりました。




一般的にはPSEインデックスの構成銘柄に加えられると言う正式な発表があるとその企業の株価は上がります。実際に昨年度に加えられたACENとCNVRG、WLCONのときはそうでした。

逆にPSEインデックスから外される銘柄は株価が下がるようで、その例がEMPでした。


しかし、一時的にPSEインデックスから外れたとしても、EMPのように業績が良い企業の銘柄はすぐカムバックする可能性があります。


そのため、来月上記2銘柄に代わり、PSEインデックスから降格すると言われているのがBloomberry Resorts Corporation(BLOOM)とRobinsons Retail Holding Inc(RRHI)の2社の名前が上がっていますが、PSEインデックスから外れたと言っても悲観する必要は全然ないと思います。

PSEインデックスにDITOは入るのか?


さらにもう一つ、最近PSEインデックスに入るんじゃないかとウワサされているのが、DITOテレコムのDITO CME Holdings corp.(DITO)です。

先にお伝えしたPSEインデックスの条件をクリアしているかどうかという観点から言えば、

DITOの浮動株比率が20.02%で、ここ1年間の取引量を考えるとかなり高いのではないかと推測できますが、

現在の時価総額は771億ペソであり、フィリピン証券取引所に上場されている企業の上位40位くらい位置しているようです。


昨年2月につけた18.75ペソから70%以上も株価が下落していて、パフォーマンスはかなり悪いと言えます。

さらにDITOテレコムが依然として利益を出せていない企業であることを考えれば、DITOが現時点でPSEインデックスに加えられる可能性は低いのではないかと思われます。


まとめ


1年に2回のPSEインデックス構成銘柄の入れ替えが来月予定されていて、その有力候補としてMonde Nissin(MONDE)とEmperador(EMP)、そしてDITO CME Holdings(DITO)の3社の名前が上がっています。

逆に今回の入れ替えでBloomberry Resorts Corporation(BLOOM)とRobinsons Retail Holding Inc(RRHI)の降格がささやかれています。

一般的にPSEインデックスの構成銘柄に選ばれると株価は上がり、インデックスから外れると株価が下がるため毎年この入れ替え戦は多くの投資家に注目されていますが、

その上下落は一時的なものであり、例えインデックスから外れたとしても悲観する必要はありません。

長い目で見れば良い決算を出している企業は、そこから大きくリバウンドする可能性がありますので、そのタイミングこそ買いのチャンスになるはずです。




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※なお上記内容は投資2年目の超ビギナーによるものですので、必ずしもそうなるとは限りませんので、その点はご理解お願いします。



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引用:
https://www.bilyonaryo.com/2022/01/11/pse-index-shakeup-stocks-of-ekr-robina-frederick-dy-out-betty-ang-dennis-uy-andrew-tan-in/
https://www.philstar.com/business/2021/12/30/2150775/unusual-businesses-2021/amp/
https://www.philstar.com/business/2021/11/12/2140599/emperador-profit-jumps-35-january-september/amp/
https://www.philstar.com/business/stock-commentary/2022/01/13/2153635/dito-down-70-year-how-could-it-possibly-be-considered-inclusion-psei/https://www.jpx.co.jp/glossary/ha/398.html
https://www.bworldonline.com/emperador-stocks-surge-13-on-sgx-listing-plan/


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