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今さら悔やんでも遅いが・・ぶっちゃけ、今だからこそ言えるDITOの株で犯した5つの大失敗!


どうもshoheybeatzです。

DITOといえば、これまで何度も記事で紹介したフィリピンで第三の通信会社として2020年注目を集めた企業です。

2020年3月に1ぺソだった株価が2021年2月に19ペソの最高値を記録後、現在は8ペソまで下落しています。

いったいどこまで下がるんでしょうか?

正直、私は当分の間、DITOの株価は戻らないと思ってます。

なぜか?

あれほど、DITO、DITOと騒いでいたのに・・。

今回はなぜ今、DITOの株が下がっているのか?

DITOテレコムの株を売却して3ヶ月たった今、振り返ってみて、この判断が正しかったのか?

今なぜDITOの株価が戻らないと思っているのか?


その理由について、

そして、DITOの株で私の犯した5つの大失敗をご紹介致します。

私が2月にDITOの株を利確したワケ


DITOテレコムは2月22日、ついに営業スタートを発表し、最高値である19ペソを記録しました!

しかし、翌日23日に15ペソまで急落しています。

今思えば、これは多くの投資家に期待されていたDITOがミンダナオとビサヤ地方というごく一部の限定的なエリアで営業をスタートするということに投資家が悲観的に捉えたからだと思っています。

「株価は期待で上がり、現実を知り悲観の中で下がる」ものです。

しかし、それでもDITOのサクセスストーリーが潰えることではないのでは?

・・とも言えるのですが、私はここでDITOを利確しました。

そもそも私は2020年7月にDITOの株を3ペソで買い、その後買い増し続け平均取得株価は4.5ペソでした。

2月に最高値を記録した後、14ペソで半分利確、その後12ペソで残り全て利確しました。

ここで1つ目のミス、19ペソで売り抜けなかったこと。

『後悔、何とか立たず』とは、どのことでしょう?

14ペソで利確した理由は

4.5ペソ→14ペソになったので、リターンとしては十分だと思ったこと。

もう一つは23日に株価が大きく下落したときにMACDがデッドクロスし、トレンドが切り替わったとのを確認したこと。


初めに半分しか売れなかったのは、当然DITOに愛着を持ってしまい、「まだ上がるんじゃないか?」という気持ちが残ってしまい手放せなかったコトですが、

ここで私はさらに2つ目のミスを犯します。

DITOの株を12ペソで利確した後、

底打ち後リバウンドすることを期待して9ぺソで再購入してしまいました。

しかし、以前別の記事でご紹介したCOL Financialのウェビナー動画を見て、「当分DITOの株は戻らないのでは?」

と自分の判断に疑問持ちはじめたのは事実でした。

なぜDITOは当分の間、株価が戻らないと思ったのか?

それはDITOはこれから「孤立期間」に入る時期だということがわかったからです。


ここで聞き慣れない言葉である「孤立期間」というものがてできたのですが、

ちょっと説明が長くなるため、次のトピックでご説明します。

孤立期間とは何か?

フィリピンでナンバー1の顧客数を誇るCOL Financialが主催したウェビナー動画と公式ブログでアナリストのJuanis G. Barredoが言っている内容をご説明しますと、

DITOテレコムのようにストーリー性がある株には探索フェーズとビジネスフェーズの2つの段階があります。

(英語がわかる方は、一番下にYouTube動画とブログのリンクを貼っていますので、直接参照ください)

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探索フェーズでは、実際のビジネスはまだ始まっていないため、不確実性があります。

その会社のストーリーを聞くと、会社がどうなるのか?という興味が生まれ、株価の急騰と投機家が加わり、さらにこれが価格を押し上げます。

こうした投機家によって極限まで押し上げられた株価が最高値をつけると利食いが起きます。

利食いが終わると、やがて投機家は去り株価は一気に下がります。

これはその株が探索フェーズを終え、評価が高値に値しないと投資家に判断され、株価が取り残されたように見えるため、『孤立期間』と呼ばれる期間に入るためです。

この孤立期間中は、これまでストーリーにより注目されてきた企業に対して周りが興味を無くし、企業に関するニュースがほとんど出なくなります。

しかし、その後時間の経過とともに、会社はようやく利益を上げ始め、ストーリーは基礎となるビジネスに基づいていくため、価格の上昇は長期的に持続可能になりビジネスフェーズに入ります。

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Youtubeのウェビナー動画では、フィリピンで最大のモバイル通信会社であるGlobeテレコムの商業スタートを例に出して、Globeも1年間の孤立期間を経て、その後大きく株価が上昇した、と言っています。

この考えを引用すると、DITOはこれまで「探索フェーズ」にありました。

DITOのストーリーに可能性を感じ、利益が出ていないにも関わらず多くの投資家が魅了され、これまで買われ続けていました。

その後投機家がさらなる利益を得るためにDITOの株をどんどん押し上げ、19ペソをつけたところで一斉に利食いが起き、その後投機家がDITOから去っていきました。

そして、ここからDITOは孤立期間に入っていく・・。

3月中旬、このウェビナー動画と記事を見て私が思ったこと、それは「当分の間、DITOが下がり続けていく可能性がある」ことでした。

DITOの株、今後の見通しは?


ここまできて、今DITOがどう言う段階なのか、だいたいお察し頂けたたかと思います。

・・にも関わらず、私はさらにここで3つ目のミスを犯してしまったのです。

それは一度別れた元カノと寄りを戻すかのごとく、未練が残ったDITOを再購入してしまったのです。

やはり1年近くより沿ってきたパートナーに見切りをつけることが、この時点でもできなかった。

期待してしまいました。

「まだ、上がるんじゃないか・・」と。

しかしCOL Financialの記事を読んだ後で、

「私の判断は誤っているのではないか・・?」

そんなことを考えながら毎晩ベットに入り、どれほど眠れぬ夜をすごしたことか・・。

そんな私に最後のトドメの一発が入ります。それがこの3月12日のこちらのニュースです。

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「DITO Telecommunityは5年目で負債を返済し、収益化を見込んでいる」と、出資しているDITO CME Holdings Corpは金曜日に語った。


https://news.abs-cbn.com/business/03/12/21/dito-eyes-profitability-by-year-5-of-commercial-operations

利益が出るまで5年!?

それはまさにCOL Financialのアナリストが言っていたDITOがこれから孤立期間に入ることを裏付けるようなニュースでした。

(私がそう思ったように)同じように考えた投資家により、売りが出るのではないか思った私はここで全損切りしました。

どちらがよかったんでしょうか?

もしかしたら、DITOの株価がこのあと戻っていくかもしれません。

5年近く寝かせないと利益が出ないかもしれません。


私は5年間ホールドするより、その間に別の銘柄やマーケットへ投資して、孤立期間が終わり、真のビジネスフェーズに入ってから再投資でも遅くないと思いました。


もちろんこれは、私の主観に基づいているので、必ずしもそれが正しい選択だったのかはわかりません。

しかし5月18日現在DITOは7.64ペソでクローズしています。

もしあの時損切りしていなかったら、含み損を抱えていたのは事実です。

そして私はDITOを売却した資金で仮想通貨へ投資をしていくことになるのですが、

この判断が後にどのような結果になったのか。

それについては別の記事で紹介していますので、そちらをご確認ください。


まとめ

これから、DITOはどこまで下がるのでしょうか?

いつになったら、株価がもとの19ペソまで戻るんでしょうか?

・・もう、察してください。

もちろん、これはある一つの考えであって、この記事を出した翌日に株価が上がることも考えられます。

投資に絶対はないので。


これまでの一連の流れで私が犯した一番大失敗は、一つの銘柄に感情を持ってしまったことです。

本来、投資にこの感情はあってはならないと思っています。どれくらい、冷静に考えられるか・・。それが重要だと思いました。

あともう一つは、自分を過信したことです。

実は今年1月、含み益が100万ペソを超えたときに、「利益は全部じゃなくても一部利確して、別の口座に移したほうがいい」

そう自分の父親と会社の上司に同じことを言われておきながら、

「まだまだいけるだろう」

・・と思い、売らなかった結果、株価が下がり利益が20%近く失いました。そこではじめて、思いました。

年長者のアドバイスは聞くべきだったと・・。

今さら悔やんでも、失った利益は返ってきませんので、この失敗を糧に次の投資へ活かしたいと思っています。



参照元:



COL Financial

Speculating on Stories: Finding Sustainable Value (英語)

https://mycoladvantage.com/yourinvestingjourney/1768




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