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家でソロ・ハンモック

今年の早春ごろから超軽量なハンモック、eno社の『Sub6 Ultralight』を携えて近所の低山を散歩するようになりました。その様子はnote『物食日記』でもレポートしてきました。山中あるいは周辺で気持ち良くハンモックに揺られてリラックスできる場所はないか探しまくったのです。ハイカーの視線に晒されることなく、ひとりまったりと読書したり、木漏れ日仰ぎ観ながらうたた寝できるプライベート空間。結論としてそんな理想的な場は近所では見出せませんでした。ハンモックを張るための二本の木はもちろんあちこちに立っています。しかし、そこはハイキング道のそばだったり、誰かの私有地だったり、人目を気にせずハンモックを楽しむのは案外難しいんだと実感しました。

そこで思いついたのは完全な私的空間である家の居間にハンモックを張ること。八ヶ岳山麓と東京世田谷を拠点にするHammock2000のオリジナルパーツである頑強な『Hitching Ring - Plate』と『S - Hook』を柱に留めて屋内ハンモックに興じる。

この試みじたいは15年前ほど屋根裏のサンルームで実践したのですが、あまりに太陽熱が暑すぎて、真冬に数回揺られ包まれただけで飽きてしまったのです。そこで今回は風がよく通り、ふだん最もくつろぎの時間が長い居間に設置し直すことにしたのです。

柱と柱の間は約3m50cm(3m〜4mが推奨されてます)。高さはハンモック両端にロープを結んで調整します。『Sub6 Ultralight』の場合は『Helios』という専用ストラップにハンモックを引っ掛けるだけでスムーズに調整可能。このストラップの色合いやデザインが格好良く、絵になる佇まいなので見惚れてしまいます(笑)。

20年くらい前に購入したHammock2000の『メキシカンハンモック』(キングサイズ)はロープでの調整不要で浮遊感満々のちょうどいい高さに。ただちょっと高いのでスツールに乗って腰掛けます。このハンモックの乗り方はこちらのnote記事が参考になるかと思います。乗り降りの際、不意に落下して腰や頭を打たないよう要注意です。

メキシカンハンモックはオーガニックコットンの肌触りと細かい網目が通風性に優れてさらりと快適で夏にぴったり。実際、この位置で寝そべってみると、好きな物を飾った北側の壁と裏山や隣家の木々が自然と視界に入るという嬉しいメリットがありました。居間では寝椅子でなごむ時間が長いのですが、北側を背にしているため、このアングルのインテリアや外の借景を日常的に眼にする機会がほぼ無かったのです。居間ハンモックがもたらす新たな景色が新鮮で、この家に暮らして20数年でまた新たな魅力に気づけた想いがしました。

秋以降はナイロン素材のSub6 Ultralightでユラユラするのが心地良さげなので、季節折々、新旧のハンモックで安息し、安らぎ時間を年中満喫していきたいです。頭上にはやはり20年物、秋元しゅうせいさん制作のひょうたんスピーカー。アンビエントな音楽をかすかな音量で流して快楽的すぎるパラダイスに直行です。

#おうちハンモック
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