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8,000円代の真空管アンプ
中国広東省深圳市に拠点を置くオーディオメーカーNobsound社の真空管プリメインアンプ『DOUK AUDIO TUBE-T4C』をamazonにて購入。
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平塚の画家・秋元しゅうせいさん製作のひょうたんスピーカーTAOを15年前に入手した際、合わせて葉山のミュージシャンの故・マーボー藤川さんに作ってもらった簡素なアンプをずっと使ってきたが、真空管を介するとデジタル音源がまろやかな音に変質するかもと淡い期待を抱き、8,580円という安価にも強く惹かれて。
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野外仕事で疲労困憊した身体を預け、深く安息する寝椅子そばでiPhone12miniからSpotifyのお気に入り音楽をアンプに飛ばす。TUBE-T4CはなんとBluetoothでスマホと無線接続できる仕様なのだ。今までは有線でアンプとiPhoneを繋いでいたが、ワイヤレスはやっぱり素晴らしく楽チン、手軽。しかもiPhone自体を充電しながら可能なのだから便利この上なし。
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50〜60年代のジャズがメインのマイライブラリ。アルバムの選択は益子の陶工・粕谷完二さんのLPコレクションを参考にしている。
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さて、肝心な音質は自身の聴取感覚では劇的に変容した。こもっていたおぼろげな音がとても澄んだ透明感満ちたものに。こうまで変わるのかと驚きつつも、真空管に夢想していた温かなサウンドとは異質なのかなと少し落胆。付属していた中国製真空管をロシアの軍用、あるいは米国GE社製に替えると期待に近い音になるのかも、とこれはいずれ確認のお楽しみに。替えの真空管もamazonで2,000円弱で流通しているんだから、真空管アンプってグッと身近な存在になったんですねぇ。ぼくはオーディオマニアではないし、高級なシステムを導入する気は生涯ないけれど8,000円代の真空管アンプと囁くような音量でそこそこ心地よい音質で充分満ち足りる素人でつくづく幸せだと思っている。
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