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バブアーの修繕 中編
悦び勇んで植木仕事の現場に纏って行ったリペア済みバブアー。ちょっと誇らしげに同僚に見せびらかしたら「汚ねぇなぁ」、「アメリカのホームレスみたいだなぁ」と容赦ない言葉を浴びせかけられ、意気消沈。埃をたっぷり吸い込んだオイリーな服は黒ずみ、他者には不快に観えるようだ。
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積層した長年の汚れをオイルコーティングもろとも落としてしまおう。同僚の罵倒悪言でドンと背中を押されたし、尊敬する服飾デザイナーの竹下さんがたまたま投稿したオイル抜きバブアーの風合いにも強く惹かれて実行。用いたのは『WORKERS作業着専用洗い 液体洗剤』。ぬるま湯にしばらく浸して手もみ後、ブラシでゴシゴシと表面を洗ってからすすぐ。この作業7回重ねて陰干しした。
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ドス黒い汚れがごっそり落ち、色合いもソフトな赤茶色に変わり佳い感じ。心なしか着心地もふんわり軽くなった。防水性はすっかり損なわれたけれど、春風に包まれて爽快にバイクで走るときには快適な一着に様変わった。達成感で悦に入ってマジマジと細部を眺めたら、あぁ、なんてこった!とまた呆然。やってしまった。
続く。
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