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朝の点光

玄関近くや居間、寝室など家のいたるところに平穏無事な日常、招福を願うものを飾り、神棚に見立てている。

それら心を寄せる好きな物々に朝の斜光が差し当たり、スポットライト的に浮かびあがる情景が劇的で見入ってしまう。

ここは健やかな毎日を祈念する黄色コーナー。湯町窯のスリップ皿、浜松張子の虎、今戸焼の巾着、インドの偉人人形などを置いている。

光は瞬く間に移ろい、ほんのひととき輝き、夢のように消えていく。その儚さ、陰翳の激しい対比、オブジェが生命を宿したかのような光景に眼と心が奪われる。そんな神妙な心地を覚える場所を随所に設けては自然光の魔法を楽しんでいる。

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