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横浜、目つき悪な冬鳥

昨日は半年毎の、電気自動車LEAFの定期点検で横浜、東神奈川駅そばへ。このタイミングでの楽しみが真冬に飛来してくる鳥の観察。

ディーラーに預けている間、近くの「滝の川」へ嬉々として向かう。江戸時代や明治の遺構が残る埋め立て地。

東京湾から流れこむ川の周辺は民家と小さな工場が立ち並び、どことなく実家、佃島に似た景色。安らぎを感じながら散歩し、お目当てに会いに行く。

おっ、今冬もたくさんいた、いた! 愛しのキンクロハジロちゃん。

黒白まとうオスの目つきの悪いことよ(笑)。この表情がなんとも可笑しくてキュート。たまらない!

再会を確信しているから、めったに使わない超ヘビーな望遠レンズ『テリート200mm f4』をデジタルライカに据えて持参。

橋上やアロエ茂る側道からスナップ三昧。オールドレンズだから撮影にはコツが要るが、柔らかく穏やかな色合いの描写が好き。三脚に固定して撮り始めたけれど、独特の「覗き感」が楽しくて嬉しくて手持ちでパシャパシャ。くるくるまわりつつ泳ぐオスの波紋や水面に映り、ゆらめく景観、橋下の陰翳とともに写しとる。

そうしてはしゃぐぼくに地域住民のおばちゃんが気さくに「たくさん撮ってねー」と声がけしてきた。彼女いわく、ご近所さんがこの棉花橋(めんかばし)の上からパンを投げ与えているんだそう。その餌を頼りに毎冬彼らは遠くから旅してくるのかな。だとしたら、ここは居心地いい、束の間の安住地なんだろうなぁ。

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