椿の庭@葉山しおさい公園
葉山しおさい公園の葉山しおさい博物館と一景庵で『葉山一色海岸アート展』を楽しんだあと、園内をゆっくり散策。
出展者のひとりとして参加していた昨年まではビジターの対応でどこか気持ちが張り詰めていて、こんな気持ちのゆとりはなかった。
宮内庁が管理する松林のなかに季節ごとにさまざまな花が咲き誇る空間。寄せては返す波音を聴き、潮風に包まれ、海辺の温かな光を背景にそれらの色彩や造形を観られるのは、元葉山御用邸の敷地ならではの贅沢。
旬の梅も佳いけれど、とりわけ心奪われたのは、未だ蕾のかたわらで松葉覆う土面に落ちていく椿の花々。儚き美に無常さを感じながら、そこかしこで咲き、散る椿を夢中でスナップした。こうまで被写体に心奪われることはしばらく無かったかもしれない。散歩写真をまた再開したいな。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?