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精霊バッタと釜飯

先祖家族が眠る鎌倉の霊園で草木を整える毎日。8月の旧盆期間はお参りの客さんに応対するスペシャルウィーク。お盆休み中、毎日休まず園内の清掃に周り、ひと息ついたところ。

旧盆あたりからそこかしこに現れるのが精霊(ショウリョウ)バッタ。出現時季に加え、精霊流しの舟に似たかたちが呼び名の由来とか。園内では参道の芝生でぴょんぴょん跳ね、芝刈り機で刈り払わないか気が気でなかった。その杞憂の体験記憶が酷暑とともに心に深くきざまれそうな2022年夏。

混雑が苦手な我がファミリーは旧盆過ぎた日曜日に墓参り。そして、いつものように葉山木古庭の「鳥ぎん」に移動して昼会食。

生ビール片手に好きな焼き鳥をつまんで釜飯が炊き上がるのを待つお決まりの至福パターン。この贅沢な食事が楽しみで、『タモリ倶楽部』を制作する甥や、看護士を目指す姪も父とともに佃島からやってくる。顔を合わせるたびに、急速に成長する姿に驚かれる。

大好物の鰻を器に盛る父。嬉々とした様子からまだまだ健やか、元気だと嬉しく想う。

自分はマイ定番、鶏三色釜飯から和スイーツの流れを堪能。もう重ね重ね、声が漏れでちゃう。葉山にこの一軒があってよかったと。

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