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秘密兵器で合格

秦野の職業技術校通いもいよいよ大詰め。修了実技試験は1時間内に幅5尺(150cm)の四つ目垣を編み組みして仕上げるという課題。時間内にクリアするには少しの無駄な動きも許されない。効率よく進めるためには竹を柱に留める釘を手元にストックしておくのが肝要だと判断。

そこで用意したのが、ミステリーランチのボトルホルダー旧タイプ。伝統的な釘袋を腰に巻くのも佳いけれど、オリジナルの着想で家にある別用途のものを活かす工夫にテンションがアガる。なにしろぼくは「ジェームス木工ボンド」とかつては呼ばれたぐらい秘密めいた便利ギア大好き男なのだ。

釘を入れた缶詰のスチール缶がちょうどすっぽり収まる絶妙なサイズ感。たぶんそうじゃないかと予想し、実際にイメージ通りになったとき、嬉しくて俄然テストに向かう気持ちが昂ぶった。

結果、じつに淀みなく作業でき、30人中トップクラスで仕上げられ合格。造園業は道具の活用が大事と改めて実感した。

翌朝、実習場を見に行くと竹垣の脚元に猫の足跡が。狭い垣根に興味を抱いてくぐり抜ける遊びを楽しんだよう。猫にもグッドジョブを褒められた心地になった。
#sigmaphoto

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