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朝のパン活

夜明け前の4時半に眼を覚まし、米を鉄鍋で炊いて弁当をつくり、コーヒーを淹れてradikoで『JET STREAM』を聴きながらまったり。そんなルーティンにパンを焼く活動が加わった。

米粉、豆乳ヨーグルト、オカラパウダー、オートミール、絹豆腐など身体に優しい材料で最短20分ほどで焼くパン。面倒な発酵工程も生地の入念な練り作業が不要。忙しい朝も、へとへとに疲れた夜もパパッとつくれちゃうという白崎茶会のレシピ本『へとへとパン』をめくってはいろいろなグルテンフリーパンをトライしている。

材料はミニマム&シンプルだけど、あらかじめきちんと量を計ってすべて準備しておくのが肝心。柳宗理デザインのステンレスボウルに分けて並べて着手。あとは滑らか、すみやかな流れで進めていくだけ。レンジオーヴンをプレヒートするタイミングもたいせつ。焼いたパンは三谷龍二さんに修繕してもらった山桜の木皿に乗せてスナップしつつ悦に入る。

分量や材料の一部は自分流にアレンジ。たとえば旬の柿をたくさんいただいた日はリンゴがごろごろするパンを柿に置き換えてみる。

表面はこんがり、なかはしっとり。一様にパサパサした市販の小麦粉パンとはまるで食感が異なる。はじめは独特な「豆風味」やふんわり、しっとり感に違和感を覚えるかもしれない。

食べたあとの余韻もだいぶ違う。腸内がきれいになるからか、ほわんと気持ちいい感覚が身体内部から発し、多幸感が長く続く。いわゆる免疫力をチャージし、身体が感応しているのだろうか。

その快楽に浸り、元気よく植木仕事に向かいたいから、できるだけ毎朝「へとへとパン」を焼く。限られた時間でとびきり美味しいものをつくる刺激と悦びを享受しながら。

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