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大船軒のサンドウヰッチ

学校通いには基本、家で弁当を用意しているけれど、ちょうど米を切らしたり、寝過ごしておかずを作るゆとりがないときは駅で弁当を買う。

そんなイレギュラー時のお気に入りは大船軒の『サンドウヰッチ』。明治32年に発売開始され、サンドイッチとメイン具材であるボンレスハム自体に馴染みが無かった当時の日本人を魅了し、大ヒット商品となった。

大船軒の商いを大きく躍進させた日本初の駅弁サンドウィッチ。有名な鯖の押寿司など多様な駅弁を販売する同社だが、この商品が最初の一歩だったことを知る人は多くないかもしれない。ハムとチーズ、パンの美味しさ、適量なボリューム感と値段の好バランス。さらに通学で乗り換える大船駅と小田原駅のホーム内で手に入る手軽さ。商いの巧みさにいつも舌を巻いている。

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