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久々BRUTUS
何年ぶりだろう。雑誌BRUTUSを買った。雑誌じたいを手に取るのも久しぶり。最新号は「世界が恋しくなる料理。」特集。家でじっくりと見開きたいと思わせる記事構成で強く惹かれた。この号から編集長が田島朗さんに変わり、初っ端から嗜好全開で熱情が伝わってくる。
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旅に関して雑誌GULLIVERの世界観に感化されたという田島さん。BRUTUSの編集部員時代に手がけた旅にまつわる特集号は時間が経っても古びない内容でぼくの本棚に保存されている。憧れの楽園を夢見てGULLIVERをめくっていたファンのひとりとしては、旅に焦がれる気持ちに共感しちゃう。しかし、同誌のメイン写真家だった三好和義さんと一緒にタヒチの海とリゾートを取材することになるなんて、読者だった当時は夢にも思わなかったなぁ。
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さてBRUTUS最新号。都内を中心に美味しい外国料理のレストランが厳選紹介されている。店主はそれぞれの国で生まれ育ち、自国食文化の魅力を日本人に知って欲しいと熱い志しをもっている人ばかり。
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異国の料理は気候、風土、食材など現地の環境と空気に身を置いて味わうのがいちばんと基本は考えているけれど、日本人の好みに合わせたり、身体により優しいようアレンジしたレストランでは現地以上に舌に合う料理に出会えるかもしれない。
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四ツ谷のチベット料理店「タシデレ」やミャンマー料理店「ゴールデンバガン」をWEBマガジン取材のためリサーチで訪ね、ランチをいただいたとき、そんな確信を抱いた。
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ハートフルなもてなしを自然体で気さくにできる店主の人柄にも強く魅了された。親しさのニュアンスにさっぱりとした感覚があり、その軽妙な距離感は日本人はなかなか持ち得ないもので、異国を旅するような店主とのやりとりもトリップ感に満ちていて心躍る。また、特有でありつつも発酵食や伝統食、食材に日本との共通点をたくさん見いだせて、アジア総体のつながりを感じたりも。この両店の主が日本で店を出すまでのストーリーは最新号に掲載されているよー。
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田島ボスの手がける次号特集も旅スペシャルで「人生変えちゃう、1泊旅」ですって。心ざわついてきましたぞ。楽しみだなぁ。
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