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サイゼリヤ魔改造

昨晩は佃島にステイ。晩飯は実家から歩いて3分、月島のトラットリア「サイゼリヤ」へ。隣りの長屋は幼いころの親友Sクン宅だった。遊びに行くたびに二軒の壁を抜いて無理矢理つなげた建築の珍奇な改築を不思議に思っていた。そんな懐かしく想い入れたっぷりな場所。

食べたいものは扉を開ける前から決まっていた。『カルボナーラ』大盛である。

まずはデカンタの白ワインで喉を潤しながらオーダーのカスタマイズ方法を再確認。写真家・萬田康文さんの「魔改造」をパクって、半熟卵とペコリーノチーズをそれぞれ別の皿に盛ってもらうよう依頼。その特注に戸惑うことなく、スムーズに応じてくれるのが素晴らしい。

ノーマルだと半熟卵の白身液が多め。この水っぽさを除き、黄身部分だけをペコリーノチーズ、調味料コーナーで別皿に入れたオリーブオイルと黒胡椒に混ぜてからパスタに投入。

さらに入念にかき混ぜれば、ねっとりとした食感のカルボナーラに仕上げられるというわけ。裏メニューのトッピングやカスタマイズが可能なサイゼリヤ。じつに偉大なファミレスだと思う。

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