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モスキート再び

鎌倉で植木仕事する場所は常緑樹茂る山が迫り、風抜けは悪く亜熱帯地方みたいな高湿度。そんな環境で腕に装着していたカシオの90年代山登り用の時計、初代『プロトレック』内部に湿気が侵入。液晶画面が曇り、やがて動作しなくなった。自己責任で裏蓋を開け電池交換したのだが、裏蓋を密閉するゴムパッキン(Oリング)が劣化し、本来の役割を果たせなかったのだろう。街中での使用ではやり過ごせたかもしれないが、自然に分けいる場合は電池と合わせてOリングの交換も必須なのだと思い知った。

先日、長らく行方不明になっていたスントのダイブコンピュータ・ウォッチ『モスキート』を土間の奥から発掘。藪蚊の宝庫である現場で着けるのも一興と思い、懲りずにまた電池交換。純正パーツの供給は終了し、入手は困難。ネット検索の末、モスキート裏蓋に合いそうな厚み1mm、内径22mmのOリングを大阪「中村時計材料店」から取り寄せる。なんという多様なOリングの品揃え。マニアックな大阪魂に感動、感謝。

もちろんバッテリーは切れていたが、セブンイレブンでCR2032を購入、自身で交換。裏蓋は硬貨で開けられるし、電池入手も交換も容易なのが素晴らしい。

取り寄せたOリングもピタッとはまった。シリコングリスをOリングに塗ることも抜かりなく。

無事収まり安堵。あとはフィールドの高湿度下で壊れないかチェック。ここ数日の使用では順調。Oリングはあと4本ストックしているから、しばらく使い続けられそう。良かった。

p.s.
再び使い始めて2週間ほどで画面が消えました。仕事場の猛烈な湿度のせいか、裏蓋の劣化か。残念な結果になりました。

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