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エアージョグⅤ
秦野の職業技術学校への通学も終盤。
先日から屋外作業場を茶庭に見立て、つくばい、縁石、延路、飛び石、景石を据え、立てる講義が始まった。
その機会に普段使う天然ゴムソール素材でグリップ力が優れ、樹登り剪定にベストな薄底の地下足袋とは利点や特徴が異なる新たなタイプを購入。
道具に万能な物は存在しないと思っている。ひとつの用途に特化して最適なように形づくられた道具を選び抜いて使えば、よりスムーズな佳い仕事ができるし、拙い技術も補ってくれる。
新調したのは岡山のメーカー丸五の『エアージョグⅤ』。2002年に発売開始され、アップデートを重ねて現在5世代目。ソールが厚くナイキの『エアージョーダン』みたいなクッションを備え、三脚や樹に登る剪定以外の庭工事で疲れにくいという。
見習い中で先輩が剪定した葉や枝の片付けで歩きまわる自分には頼もしい地下足袋。踏ん張って重い石を動かしたり、土や舗装面を何度も行き来する作業の疲労がかなり軽減されたと個人的に体感。このような伝統に現代のテクノロジーを上手に融合する道具に惹かれるし、積極的に使い分けしていきたい。
この足袋はコハゼが6つしかない「ローカット」だから庭師は脛や太腿を護る昔ながらの脚絆も必須。ぼくは金寿の藍染製品を宮城の造園会社が営む通販で見つけて合わせて入手した。
#sigmaphoto
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