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年始もB.C.
大晦日からの長い正月休み。掃除も着手せず漫然と年越し。実家めぐりをして、あとはいつも通り近所のビーチで自分らしくのんびり。
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パタゴニアの1997年製DASパーカー(フェニックスレッド)と米軍ECWCS GEN.3 LEVEL7トラウザー(L.L.BEANのビーンブーツや米軍に納品するピーコートを1965年から手がけてきたSterlingwear of Boston社製、made in USA)を纏う超オーバースペックなウェアリングでぬくぬく日光浴。なにしろマイナス50℃の環境下で快適な行動着だから寒さ知らずどころか、相模湾岸の晴れた昼間は暑いくらいだ(笑)。
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このトラウザーはかなりゆったりしたサイズ感の上、保温素材プリマロフトをたっぷり内包するため、履くと腰からずり下がってしまいがち。雰囲気で買ってしまった人の多くは実際のルーズさに戸惑い悩むだろう。ぼくは日本では出回っていない純正のサスペンダー(National Stock Number 8440-01-563-7026)の存在を知り、eBayにて北米のセラーから購入。装着したらフィット感抜群な着心地になり真のデイリーなウィンター・ウェアとなった。
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eno社のチェアに身を預け、コーヒー呑みながら、煌めく海面を眺めていると快楽の極みである至福感に包まれ、うたた寝してしまう。サーっと寄せては返す波が小石を洗う音に心洗われ、ひたすら寝落ちしてもいいんだけど、せっかくだからビーチコーミング(B.C.)に数10分ほど興じる。決して本腰入れちゃいけない。あくまで椅子の周辺で眼に留まるものをさらりと直観的に手を伸ばすのが佳いあんばいなんだ。
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この日のテーマは流木で自作したマグネットをさりげなく装飾するものを探すこと。小さな貝殻や瑪瑙など波打ち際に転がるものを流木の窪みに実際に当てがって収まり良い個体を見つけ出す。その単純にして無垢、無心になれる遊びがさまざまなストレスを洗い流してくれる。
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椅子まわりでたまたま出会ったベストマッチングは風化した巻貝の貝殻。虹色の肌がほのかに露呈していてなんともいい感じ。悦にいりつつも、次回はどんなテーマを設けようかとウキウキ。瑪瑙に主眼を据えるのもいいかな。
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