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バブアーの修繕 後編
オイルと汚れをきれいに洗い落とせて佳い色味、風合いになったマイ・オールドバブアー。しかし、洗浄時の負荷で弱っていた生地がさらに裂け破れ、穴が空いてしまった。goemonの矢島さんに格好よくリペアしてもらった箇所周辺も綻び、また呆然。さらに、プロに縫製修繕を依頼しようか。戻ってくるのは3ヶ月後だし、費用も1万円近くなるだろうし、そもそもこの傷み具合だと次々と生地のあちこちが破れてくるのは必至。そのたびに修繕を頼んだらキリがないし。では、カラゲ縫いなど手縫いを練習し、自分で治していこうか、失敗を恐れず。いやいや、最初はトライできても、自分はすぐ面倒になって諦めてしまうのが目に見えてる。
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破れを見つけたらすぐにちゃちゃっと補修でき、気軽に継続可能な手法。それは禁断の強力接着剤の使用。仕上がりに不安を覚えたが、えいっと踏み出してしまった。amazonで取り寄せたのはゴリラの接着剤『クリアーグリップ』。日本の代理店が扱っていない製品で生地の貼り合わせにも使えるとの説明。修繕用生地はgoemonにオーダーした。
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ああ、やってしまいました。貼って24時間経過したらしっかり生地を圧着できているけれど、耐久性はどうかな。まぁ、とにかく手軽にリペアできるのは確かで、これならこまめに修繕しようって気にはなれそう。
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せっかくプロが縫合してくれた箇所もアマチュアが力技で接着補修。このいい加減さが自分らしくていいかな、と思いこんじゃう。お気軽な性格でよかった(笑)。今回の補修生地は目立たないオリーブ色を選んだけど、次回はあえて目立つ色にしてみようかな。
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リペアをいったん完了したノンオイル・バブアーを葉山最古の商店前で纏って記念セルフィー。古色どうしはよく馴染んでいるものの、オッさんくさくてダサいなぁ。この野暮ったい作業着感を楽しみながら今春のアウターとして愛着していこう。さて、職場の評価はどうかな(笑)。じつは、全然気にしていないんだけど。
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