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三崎で息抜き

不治の病を抱える我が家の猫。連日、餌も水も口にしなくなり、呼吸も荒くなり始め、病院に連れて行く。

強風吹く三浦半島を三崎までひたすら南下。ところが、頼りにしていた病院がまさかの臨時休診。呆然と真っ白になった頭を冷ましに車から出て太平洋を渡る風を浴びて気分転換。

外洋に面した漁港は開放感に満ちていて、その空気感に気持ちが和らぎ、さっぱり洗われた。

遠方を旅した船と人を受け入れるおおらかな施設や海洋生物環境研究所(MERI)の調査船「第六開洋丸」を眺めているうちに不安がすっきり霧散していった。三崎は本当に佳いところだ。

落ち着きを取り戻した心地でふと振り返ったら、自身の体験から横須賀の名獣医を推薦してくれた女性の名前が眼に飛びこんできた。この偶然をポジティブに啓示と捉え、その病院へ猫を移送した。果たして幸運の予兆だったのか。
結果は明日に続く。

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