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HELLO, NURO

20年以上も契約を継続してきたケーブルテレビJCOMを解約した。メールアドレスのハッキング、回線ケーブルの腐食による度重なる通信速度の極端な低下、NHKの強制視聴加入、CS放送の退屈なプログラム。よくぞ今まで堪えてきたなぁと不満は山積。まるごとパックで毎月課金するサブスクのシステムにメリットを全く感じられないクオリティ、サービス。このまま、つまらない番組をダラダラ観続けることがバカらしくなり、経済的な理由にも背中を押されてのグッドバイ。

新たに迎えたのはSONYがNTTと協働して運営するNURO光。JCOMと癒着しているんじゃないかと疑うほど一向にauひかり開通の気配が無い葉山の海岸沿い地域に暮らす我が家。NUROなら光回線ケーブルを家に引き込めるとわかり、インターネット接続のみの契約を交わした。オータニ出場のMLBゲームはABEMAで、映画はamazon primeで、STARWARSの上質なスピンアウトドラマなどはDISNEY+で。有料または無料で本当に観たいものだけを厳選していく。その覚悟でケーブルテレビやNHKとのダラダラした付き合いから決別する。JCOMからはずっとWi-Fiルータを借りていたが、NUROは高速通信対応の最新モデルを無料レンタルできる。不具合があればクレーム内容しだいでは他モデルへの交換も可能なようだ。ルータ機能を内蔵したONU(光回線ケーブルを繋げ、光信号をデジタル信号へ相互変換する機器)は現在7種。うちどれを貸りるかは選択できないようだが、我が家はたまたま性能的には3番目くらいのランクである『SGP200W』が貸与された。通信性能がかなり劣るONUもラインナップしていて、それに当たる率もあったわけで、このユーザー本位ではない体制に疑問を感じてしまう。何もわからず押しつけられた人は泣きをみる。いち早く気づく人は得をする不条理がまかり通っている。

室内外の機器、光回線設置が終えてすぐに1階ダイニングの第三世代、2階リビングの第二世代、それぞれモニターと接続したChromecastを初期化し、NUROのルータとリンクさせた。

コロナ禍でだいぶ大儲けしたと想像するサブスク商売だが、ここに来て契約数に翳りが見られるのか、一ヵ月無料視聴体験のリトライアルを申し出てきたU-NEXTでジャック・タチの映画『play time』を、妻が会員のamazon primeで特典映画『アメリカン・ユートピア』をiPhoneからモニターにWi-Fiで飛ばしてチェック。どちらも動きが速いシーンが連続する映像なので、通信のスタックや遅延が無いか調べるのに都合が良いのだ。

結果、Wi-Fiは1階、2階とも無事に飛んでいるものの、ONUを設置した1階のモニターでちょくちょく映像が停止し、2階のモニターにはChromecast自体が繋がらない重大トラブルが発生。海外ドラマのダラダラ観が好きな妻には「やっぱりJCOMのままにしとけば良かったんじゃないの?」とぶつぶつ不満を言われ、パニックに。いったん頭を冷やして同様の事象と対策例をネットで調べて、さまざまに試した末、ONU内ルータの2つの周波数2.4GHz、5GHzそれぞれの特性を知る。前者は通信速度はやや落ちるかわりに障害物に強い。ただし、電子レンジの干渉を受けやすい。後者は障害物に弱いけれど直線的な通信速度は速い。この特性に合わせて1階、2階のChromecastに繋ぐ周波数を変更したら、呆気なく解決。PCをONUに繋げてさらに細かなセッティングが必要かなと気が重くなりかけていたので、胸を撫で下ろした。

ややマニアックな文面。わからない人には「何のこっちゃ!」ですよね。すみません!
でも、家内のWi-Fiシステムのよりベターな構築には深掘りしていこうという意欲が要るのも事実。解決のための情報はネットで丁寧、親切にアップされているので、慌てずじっくり取り組めば光は必ず見えてきますよ。でも、はなから諦めちゃう人もたくさんいるんだろうなぁ。

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