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ターコイズの実
ずっと探していたシソ科の落葉樹クサギ。10月下旬に華やかなピンク色のガクが包みこむ実の色をインターネットで眼にして以来、実際に観て見たかった。
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家に近い低山にも生えているし、この低木の在処は友人から教わってもいた。しかし、この濃紺と濃緑が混じり合う色彩の実が成る時季がよくわかっていなくて、眼にする機会を逃し重ねてきたのだった。だか、ついに先日、鎌倉の仕事場にある森の際で唐突に出会ってしまった。
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なかには鉱石ターコイズそのものの色をまとう実もあり、青緑色好きな自分の心が奪われ、小谷真三ブルーの倉敷ガラスに入れて接写。やっと叶えたと感慨に耽った。こうして間近に触れる日をどれだけ夢みていたことか。
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しばらくは太田潤さんの再生硝子花器に差して土間のベンチコーナーで愛で尽くそう。潤さん特有の野趣ある骨格と深い緑がクサギと見事に馴染んでいて悦ばしい。
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