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甘い生活

春のお彼岸が終わり、霊界から帰還。久しぶりの休日はあいにくの大雨だったので、近所の「ポコパン」で食事パンの『ライ麦プレーン』とセブンイレブンの安ワインを買って、昼呑みしつつ映画鑑賞に耽ろうと考えた。

パンにつけるのは自家製手前味噌にオリーブオイルを垂らしたソース。今週末の晩に訪問予定の牡丹町「たむらパン」のレシピ。シンプルだけど旨い。ワインもぐいぐい進んじゃう。同店でのパン呑みがますます楽しみになってきた。

雨音を聴きながら酔っぱらう。平穏なひとり時間があまりにも心地よくて、土間の厨房へ。なかなか使う機会を逃していた、たくさんの無農薬サツマイモをいっきに活かそうと大学芋を作った。油で揚げる料理って気が進まず、勢いにまかせないと自分は放ったらかしにしがち。

日本橋の老舗日本料理店「ゆかり」3代目料理長、野永喜三夫さんのレシピを参照。

水に晒してアク抜きする工程を省いているのが楽ちん。蜜にはコストコで入手したオーガニックなメープルシロップを砂糖がわりに投入。

香りが食欲をそそる胡麻油を蜜に和えているのがポイント。確かに美味しい! プロの工夫に脱帽。外では大学芋を買う気にはならなくなりそう。自己嗜好に合わせたアレンジに大満足。

油を捨てるのがもったいなくて、流れに乗じて米粉のサータアンダギーもいっぱい作る。大学芋と同様、じっくり中火で揚げる優しいシュワシュワ音が雨音に調和してうっとり。参考レシピはクックパッド

こちらもメープルシロップを用いたんだけど、米粉が軽い風味なぶん、ちょっと甘さが足りなかったかな。でも揚げ加減は自賛したくなるくらい、しっとりと絶妙でまたまた満ち足りる。大好きな甘いものを自作する休日。たまにはこんな創作の悦びもそこそこ得られる、静かながら動的な過ごしかたも佳いものですね。

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