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極寒通勤の友 

葉山一色の家から鎌倉十二所の仕事場までクロスカブで向かう毎日。いよいよ最寒の時季が近づいてきて日増しに早朝の通勤が辛くなってきた。わずか20数分の移動とて寒風に晒されていると、みるみると身体の芯が冷える。とりわけ海岸線を抜け、逗子の高地、久木ハイランドエリアに差しかかるあたりから気温はグッと下がり、指の先と脂肪の少ない頭部がジンジン痛くなっていく。何ごとも我慢は苦手。快楽を求めて改善をアップデートしていくタチなので防寒対策を練りに練った。まずはトップから。

じゃーん! 冬山の必需品、つまり逗子、鎌倉あたりのタウンユースとしては過剰なスペックを備える目出し帽「バラクラバ」に手を出してしまいました(笑)。被ると銀行強盗化する怪しきウェア。もう見た目なんて気にしてられない。究極的な防寒用具を導入した。

選び抜いた製品は北米アウトドアリサーチ社の『ツンドラエアロジェルバラクラバ』。風を遮るGORE-TEX INFINIUM™WINDSTOPPER® 3Lというハイテク素材に、ウエットスーツに用いるネオプレンなどを複合的にミックス。風にも雨にも強い、まさにバイク移動向きな仕様。メルカリで格安な未使用品に出会えた。

このバラクラバは鼻の部分に柔らかな立体的フレームが組みこまれ、口の部分には小さな吸気口が多数開けられている。眼鏡ユーザーにとってバラクラバ着用時最大のネックである鼻と口の呼吸によるレンズの曇りを極力抑える、優れた構造になっているのだ。初めて被って風を切ったとき、肌の露出を最小限にすると、こうまで暖かいのか。さらには常に視界がクリアなことに感動してしまった。真冬のバイク通勤が楽しみになるほど移動が快適になったと実感。久々に大ヒットなアイテム。一般のバラクラバのようにネックゲイター的使い方はできないけれど、バイク移動の防寒目的には最適な性能。万能ではなく特殊な用途だけに向くトンガリぶりが自分にはとても魅力的だし、合っている。

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