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KIT未来ゼミ

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記事一覧

トモダチ経済圏〜「終わっても仲間」がイノベーションを生む

このところ、大企業のアルムナイ(同窓生)ネットワークが花盛りだ。終身雇用が終わりを告げ、…

スロー・イノベーション〜「スローと経済成長」の矛盾を超える視点

「スロー」を掲げて仕事をしていると、忙しい毎日を送りながらも、実は整った生活をしたいと願…

「私は男でフェミニストです」に学ぶジェンダード・イノベーション

この世界はバイアスにまみれてできている。バイアスを完全になくすことは不可能だが、自分のバ…

市民協働まちづくりのプラットフォーム〜門川大作京都市長の本当の功績

門川大作京都市長の任期終了先週末、いつも着物の名物市長、門川大作さんが、16年間にわたり…

100年思考〜未来の価値観で現在の文化は裁かれるのか

毎年、日本各地で開いてきた「つなげる30人」。一つの都市に関わる行政、企業、NPOから30人の…

ファミリーキャリア起点の組織開発

KIT虎ノ門大学院のゼミでは、それぞれの社会人学生が自分自身の問題意識から研究テーマを選び…

「食」という魔法〜あっという間に関係性を変える圧倒的な体験価値

人との深いつながりを作ろうとしたとき、どういう形で会うのかはとても重要です.。会議室で会う、相手の家を訪問する、こちらの家に来てもらう、ランチを食べる、夜ご飯を一緒に食べるなどなど。あなたが本当に相手との良い関係を作ろうと思った時は、いつもどうしていますか。ここでは、ただ食べるを超えた、「食の特別な体験価値」について考えてみたいと思います。 食を通して文化を知る食は、文化的な壁になることもあります。私も初めての国際会議でインドに行った際に、どのカレーも辛すぎて食べられず困っ

週休3日制のムーブメントはホンモノか〜一緒に試してみませんか?

週休3日。なんて素敵な響きなのでしょうか。水曜日を休みにすれば、月曜火曜と働くと休みがあ…

公園3.0:地方の駅前をぜんぶ、みんなでつくる公園にすることは可能か?

まちづくりにおいて、公園は大きな可能性だと思います。渋谷にいたときは、笹塚・幡ヶ谷・初台…

サステナビリティ時代のグローバル経営とローカル経営〜世界経営者会議からの示唆

最近はSDGsバッジをする人も影を潜めてしまいましたが、サステナビリティ時代への転換が当たり…

地域の未来を観光に頼っちゃって大丈夫?

観光産業は税収につながりにくいと言われています。その証拠の一つに、京都市はこれほど多くの…

町内会はDX(デジタルトランスフォーメーション)すべきか〜京都で感じた町内会の「濃…

地域コミュニティっている?と思いながら渋谷区に長いこと住んでいましたが、いま京都市に住ん…

短期的に「文化で稼ぐ」だけ?〜100年後に「もっと美しい京都」をつくるために

京都は長年にわたって、文化と経済のトレードオフのバランスをとってきました。その結果、じわ…

能のお稽古を始めてみると〜ビジネスリーダーにおすすめしたい3つの理由

京都に移住してみると、能というものがたいへん身近にあることに気づいたんです。神社含め、能舞台はあちこちにあるし、お稽古をしてくれるお師匠さんもたくさんいらっしゃる。初心者向けの能舞台のイベントもちょくちょく開かれています。お師匠さんによると、能を鑑賞する人は少しずつ増えているのですが、能のお稽古をする人はとても少ないとのことです。それはそうですよね。能のお稽古をするなんてことは、東京にいたときは考えもつかないことでした。この間、初めての発表会に出たことをSNSで知らせると、何