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KIT未来ゼミ

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記事一覧

アップサイクル:循環経済の切り札か、あるいはマーケティングにすぎないのか

noteのアーティストさんのイラストで、おもしろい絵を見つけました。パイナップルの葉で帽子を…

100年後の京都:Slow Mobilityのまちづくり

Mobilityと言えば、もう10年くらい前でしょうか、トヨタ自動車の部長さんが、「われわれはMobi…

人間関係から、人AI関係(じんあいかんけい)の時代に〜ストレスゼロ社会の到来

心理学者のアドラーは、「人間が抱える問題は、すべて対人関係上の問題である」と考えたという…

人口減少でまちを市民の手に取り戻せ〜スローガバメントの挑戦

人口減少対策で、もっとも残念な取り組みが、地域間で移住者を取り合う競争だ。子育て支援のチ…

私たちは人口減少の日本でどんなイノベーションを必要としているのだろうか〜スローイ…

仕事柄、最先端技術のビジネス性について議論することが多い。そのなかで、いつもモヤッとする…

多拠点居住という生き方〜個人にとって、地域にとって、イノベーションにとって

多拠点居住には魅力がいっぱいである。先日、東京と北海道の東川町の二拠点居住を行なっている…

自分の理想のくらしとは?〜スローライフを実現するためのサブスクサービスを求めて

今月から、「Yohana」という「プライベートコンシェルジュ」サービスのサブスクを始めてみました。自分の生活のあらゆる「TO-DO」を頼んでしまうことができると言います。仕事ではさまざまなプロと契約して、法律、経理、デザインなどの仕事を進めていますが、「生活をプロにサポートしてもらうってどんなことだろう?」という純粋興味で、「くらし素人」の私が「自分の理想のくらし」に向き合ってみました。 「自分の理想のくらし」が分からないパーソナルコンシェルジュのサービスでは、自分のくらし

ニュータウンからスロータウンへ〜人口減少の余白から生まれる創造性

はじめて泉北ニュータウンを訪れました。泉北ラボの宝楽さんを訪ねるためです。泉北ラボは、少…

100年思考のまちづくり〜社会的共通資本の市民協創

先日、京都大学の「社会的共通資本」に関する研究シンポジウムに参加した。「社会的共通資本」…

学校をスローな学びの場に〜プロジェクト型学習の先にある真に主体的な学びとは

虎ノ門のビジネススクールで、日々、「学びのイノベーション」に関わろうと奮闘しています。そ…

ヘンカク旅〜「THE TOKYO TOILET」ツアーのもつ意味は?

先日、渋谷で開催された「THE TOKYO TOILET」ツアーに参加した。そのとき偶然にも日経MJの取材…

コミュニティナースのビジネスモデルから学ぶ社会変革の可能性

コミュニティナースが注目されている。多角経営型、行政支援型、企業スポンサー型など、さまざ…

トモダチ経済圏〜「終わっても仲間」がイノベーションを生む

このところ、大企業のアルムナイ(同窓生)ネットワークが花盛りだ。終身雇用が終わりを告げ、…

スロー・イノベーション〜「スローと経済成長」の矛盾を超える視点

「スロー」を掲げて仕事をしていると、忙しい毎日を送りながらも、実は整った生活をしたいと願っている人が、実に大勢いることがわかる。みんな、「スロー」にすることを感覚は求めているのだけど、頭は「ファスト」を手放すことを恐れているのだ。しかし語義矛盾的ではあるが、「スロー」にすればするほど儲かる(つまりイノベーションが起こせる)ならば、「ファスト」でいることに何のメリットもないのではないか。「スローで経済成長する」という矛盾を超えるための視点を考えたい。 経営をスローにはできない