蓮の花の物語

不忍池で撮影した蓮の花を編集していたら、社会のいろんな場所で生きる女性の物語に見えて来た。蓮の葉で埋まるジャングルの中を背伸びして突き抜けようとして生きている。蕾から花開き社会デビューして、最後に散って人生の盛りを過ぎるまで。蓮の群生を突き破れば社会の上空に出て、花びらは一つも傷つかぬままおおらかに花開く。あるいは蓮の葉の下の下でしか咲けなかった花であっても、一筋の光を浴びて妖しく美しく咲く時もある。そして、いずれにせよ花びらは等しく散る運命にある。そんな蓮の花の物語です。

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