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【ジビエレザー】なめし方を考えてみた

ジビエレザーのブランドを作りたい!と
思いついたものの、何をしたらいいのかよくわからない。

何からやれば・・・一旦何らかの革小物作ってみる?

まず皮を入手して、
なめして、
製作して
販売するのかな?とイメージしてみる。

いますぐ何かしたかったので、一旦制作からやってみます。
母親に牛革のハギレをもらって、おさいふを作ってみることに。

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かわいくできた。

ネトラポートchの教則動画を全面的に参考にさせていただきました。
仕上がる作品も可愛いし、
先生も美しく優しい声で教えてくれます。
レザークラフトに一切興味のない人でも
癒されるのでおすすめのチャンネルです。


とりあえず一点完成してワクワク!
この要領で作ればいいのかな!!なんかできそう!!

レザークラフトショップのお兄さん
 「牛革と鹿革は製法違うで」

牛でできたから鹿も似たようなもんやろ!制作OK!

ということで、"なめし"について考え始めました。

原皮を(猟師に頼んで)手に入れるイメージはしていましたが、その後の工程が完全に未知です。
”なめし”という作業を経て、生の皮からクラフト用の"革"に変える必要があるらしいことはわかりました。

家の庭でDIYしている動画も見つけ、期待が高まります。
近所のレザークラフトショップのお兄さんに、"なめし"について聞いてみることにしました。

するとお兄さんからリアルな回答が。

自分でなめすと1年ぐらいで硬くなっちゃいますね!やめた方がいいですね!

なんてこった〜

なんでも、商品に使えるような革を仕上げるには、大規模な装置と特殊な薬剤が必要らしい。

私はゆくゆくジビエレザー製品を販売したいので、潔くプロに頼んだ方がいいですね。参考になりました。

ちなみに鹿の革でも、このお店みたいな素敵なクラフトできますよね?

鹿の革柔らかいから、気をつけないと引きつっちゃいますね!

なんてこった〜

牛革と同じように考えてた。

よくあるレザークラフトの製品を参考にするつもり満々だったけど、違うんやね。鹿革には鹿革に適した使い方があるということを教えていただき、その日は帰宅。

ネットサーフィンにいそしむ。

やさしい革というやさしい会社を発見

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開始10分で素敵ななめし屋さん発見。

「やさしい革」という東京の法人!全国で取れた皮を扱ってくれるらしい!助かる!MATAGIプロジェクトとも連携してるって書いてある!

MATAGIプロジェクトとは
MATAGIプロジェクトはシカやイノシシの獣皮を有効な資源として活用し、地域の活性化につなげる国内唯一の獣皮活用支援事業です。
なめし工場、大学、NPO法人等のメンバーが中心となって2013年4月より実行委員会を組織し、2016年5月現在、全国160の産地や団体をサポートしています。(https://matagi-pj.ecocen.jp/

MATAGIってマタギ奇談のマタギかな!去年かおととしAmazonで読んだ。

ラセッテーなめしという製法

ラセッテー(枯れ葉)を使った環境にやさしいなめし方法らしい。
「クロムなめし」「タンニンなめし」というのは聞いたことがあるけど、「ラセッテー」は聞いたことなかった!

-クロム・・・強くてデザインも自由になるけど、環境負荷が大きい
-タンニン・・・環境にやさしいけど、強度はそこまで高くないのと臭気に対策が必要。
-ラセッテー・・・タンニンよりも強度がだせて、環境にもやさしい。

ラセッテーレザー
ミモザの枝や幹を粉砕した植物タンニンを使用することで、従来のクロム(塩基性硫酸クロム)を使ってなめした革やその製品と比べ、その過程において自然や人体に有害となる物質が排出されるリスクを最小限にとどめることを実現し日本エコレザー基準の認証も受けています。ラセッテーレザーは、赤ちゃんや敏感肌の人でも安心して使え、また再利用した後は土に還すこともできる地球環境に配慮した「未来のための革」なのです。

えめっちゃいいやん

ラセッテーレザーを使って赤ちゃんと一緒に使える何かしらを作りたい。

何を作るのかまだわからんけど・・・・笑

今年中に1点販売したいな〜。

このシリーズは、ふと思いついた「ジビエレザーブランド作り」という目標に向けてたまに頑張る一般人の日記です。

<ざっくりこんな背景があって、ブランド作りを思いつきました。>
・地元で鹿がバンバン増えて、野菜を食べてるらしい。
・獣害を減らすことか、農業を盛り上げることか、地元の何かに貢献したい。まだ何ができるのかわからないけど・・・
・猟銃を趣味にしてる父がもうすぐ職場から定年退職するから、せっかくなら親子で何かやりたい。
・ダウン症の弟がいて、ものづくりが好きっぽいので、よかったら手伝ってほしい。
・地元が好き。

そのために必要な技術や知識をつけて、お金の流れのことも勉強しないとな〜。

おしまい。

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