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万年妊活女の余生の終わり

38歳。もうすぐ39歳。万年妊活女になってほぼ5年。余生みたいな日々を送ってたけどもう終わろうと思う。

妊活には2種類ある。クリニックで専門的な治療を受ける妊活と、自己流でインターネットや本で見聞きした情報を頼りに日々を過ごす妊活。私は後者を選んだ。選んだというか選ばざるをえない状況ではあったけど、それでもやっぱりそれを自分で選んだ。前者は、怖い。ゴールが見えない日々、飛んでいくお金、身体的な痛み、そして、精神的な負担。全部怖い。だから私は後者を選んだ。それも、かなり手を抜いて。
妊娠したい? ならこれを食べろ、あれは食べちゃダメ、激しい運動はするな、適度に運動しろ、身体を冷やすな、早く寝ろ、そして何よりストレスを溜めるな、エトセトラエトセトラ。。はぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!?いやいやそんなことしてストレス溜まらない訳なくない?溜まるっしょ!!私はアイスが食べたいし仕事が忙しけりゃコンビニ直行したいし夜更かししてNetflix観たいんだ!無理無理!そんなこんなで、自己流といってもかなり緩い。真面目に妊活に向き合ってる人からしたら「そんなのやってないのと一緒」て言われるレベル。

でも、子供は欲しい。自分に子供ができない人生なんて想像したことなかった。でも全然できない。でも、ま、そのうちできるっしょ!ってずっと思ってた。でも全然できない。

私はベンチャー企業でプロダクトマネージャーとして働いていて、やりがいもあるし楽しく仕事をさせてもらってる。でも、「そのうち妊娠するかもしれないし、そうなったら出産ギリギリまでバリバリ働けるとも限らないし、いつでも休みに入れる状態じゃないとね」っていう気持ちが常にうっすらあって、いつでも休みに入れるよう、手放しやすいよう、どこかでちょっと距離をもって仕事に向き合ってきた。妊活を意識する前と比較すると、余生みたいに、仕事に対する気持ちは凪だった。

でも!妊娠しないのよ!もうず〜〜〜〜〜〜〜っと!

だから、余生みたいに仕事に向き合うのはもうやめ!

なんだかんだ言ってる間にもう40歳になっちゃうじゃん。新入社員からしたらもうクソババァじゃん。やだ!それで余生みたいな顔してるとか最悪じゃん。学べよ自分。成長しろよ自分。子育てしながら仕事してるワーママ、ワーパパ見て羨んでるんじゃないよ。卑屈になってんじゃないよ。みんなが子育てしてる時間、自分は何に時間つかってんのよ。しっかりしなよ。動けよ自分。受け入れろよ自分。前に進めよ自分。

大丈夫大丈夫。
そういうのひっくるめて、楽しんでいけるって。