見出し画像

【育児】食事で苦労している皆さん。まずはコレだけでも試してください。

外ではセミがミンミン激しく鳴いている。限られた短い命を懸命に生きているのだろう。そう考えるとセミの鳴き声も、「がんばれ!」と応援してみたくなるものだ。

夏だ、本格的な夏がきた。

画像1

これだけ暑い日が続くと、食欲が落ちてくる人もチラホラ。
僕はチーズバーガーを3つ、チキンナゲット、ポテトをお昼に平らげたので、今のところ問題なさそうだ。チーズバーガーはもう2ついけた。

皆さんは夏バテしていないだろうか?

我が家の夏バテ知らずの娘。まだ産まれて2年目の新参者なので、本当に夏バテというワードを知らないと思うが、すこぶる元気だ。

水遊び、おいしいフルーツ、とうもろこしなど季節の風物詩を、自分の頭で考えながら楽しむ「初めての夏」だから、食欲がないとか言ってられないのだろう。

そんな「うまいうまい」と何でも食べる娘だが、2歳になった頃あたりから食べムラが出てきた。無限に食べる時もあれば、大好物を出しても見向きもしない、もしくはすぐに「ごちそうさま」をしてしまう。

大人でも、そんな日があるのだから当然といえば当然。
しかし、うまく言葉で感情を表現しないから、体調が悪いのだろうかなど不安になる。


実は、食べムラ以上に気になっていることがある。
食べなれていない「新しいもの」をめっきり食べないのだ。

新しい食材を渡すと、警戒しているのか、ひととおり手で触って形を確認した後に、隅の方に置いてしまう。

ふぐ毒で亡くなったと言われる徳川家康の産まれかわりで、毒が入っていないか確認しないと気が済まないのかもしれない。


ただし、ここは父親として
「食べぬなら、食べるまで待とう、お父さん」というわけにはいかない。


そんな状態で娘が偏食な大人になってもらっては困る。親として、食わず嫌いは許したくない。
なんでもアイムラブイットな子になって欲しい。


今回挑戦した新しい料理は「カレー」。
娘がカレーを食べれるようになれば、一緒に大人もカレーを食べれる。
娘は大人と同じものを食べたがるのだ。

ラーメン屋に行って、トンコツ派の僕が隣で食べている妻の味噌ラーメンをめちゃくちゃおいしそうに感じるのと同じ心理が働いているのかもしれない。

カレーは便利かつ、美味しいので夕食に食べたい料理上位だ。とくに夏は無性に食べたくなる。ヤバいスパイスでも使っているのだろうか?

しかし、大人用のカレーは2歳児には早すぎるので困っていた。


スーパーにいったら、1歳から食べるカレーを見つけた。「これだ!これしかないじゃん。」といって即購入。

画像2


保育園から帰った腹ペコ娘にカレーを出す。目の前にいつもの白米。
しかしいつもと違うぞ?なんだこの茶色いのは・・・?そう言いたげな表情を浮かべる。


「カレーっていうんだよ。子どもは好きな子おおいからきっと気に入るよ」

「んー・・・」


一向に手を動かそうとしない娘。シビれを切らした僕がスプーンでカレーをすくい、娘の口にもっていく。



プイっ!



あっち向いてホイの如く横を向かれてしまった。



「見た目はアレだけど、結構おいしいよ!だまされたと思って!」



娘はちょうど「大きいほう」をした後だったので、なにか見た目にひっかかってるのかと思いカバーした。

しかし娘は騙されるのすらイヤらしい。



ふと、僕の目に先日、親(娘の祖父母)から買ってもらった図鑑が目に入った。

画像3

魚、昆虫とテーマが絞られている図鑑はよくみるが、これは、料理や乗り物、数字、あいさつ・・・とにかく多くのジャンルについて写真を掲載してくれている。とんだ優れものだ。


正直、まだ娘が何に興味を持っているか見解が定まっていない。
諸説ある状態だ。
パトカーに興奮することもあれば、なぜかゴリラをみて「あむっ!」っと食べていたりする。カレーよよっぽど美味しくないと思うが、僕の食わず嫌いなのだろうか。

一方で、大好きなものにまったく興味を示さない日もある。だからこそ、色んなものを掲載しているこの本はとても役立つ。

小さいうちは、食わず嫌いせず多くの物にとりあえず触れて欲しいという親心をわかっている。よき理解者。



「そいえばカレーも載ってたな」



料理のページを見ると、そこには確かにカレーが載っていた。しかも姿形が完全に同じ。


「ほらカレー!これだよ」


するとあっち向いてほい娘がこちらを向きなおす。


「あ!これー(カレー?)」


そういって、ぼくのスプーンにのったカレーを一口。


ゆっくりかみしめた後、娘の脳がGOサインを出したのだろう、はたまた家康遺伝子が成仏したのかパクパクと食べ始めた。



そうなると早い。娘は気に入ると猛烈な勢いで食べだす。最後に皿もぺろぺろする。
微動だにしなかったカレー山が瞬く間にカレー跡地になった。

どうやら図鑑に載っているものは、信用できると判断しているようだ。
この本は娘にとって最上の信頼ソースなのだ。



その後も図鑑を一緒に見ていたら、今度はホットケーキを指さした。


「この子の食欲はどうなっているんだ・・・」

次の日の朝

前日と一転して、まったく食べなくなる。
いつもならバクバク食べるアンパンマンスティックパンもプイっ!
秋の空以上に変わりすぎではないか?

秋の空娘も、どうやら保育園ではモリモリ食べているらしい。毎日の日誌で食事の様子を確認できるようになっているのだが、今日は「主食 +1/2」となっていた。

つまり、通常分を間食した後に、半分お代わりをしている。朝たべなかったぶんを、ちゃっかし保育園で補っていた。
食事の面でも我が家では保育園の力に助けられている。

今回は図鑑が大いに役にたったが、毎回これが成功するとも限らない。

娘は常に進化している。

あの手この手を常日頃考えていく、それが子育てなのだろう。
娘のスマイルのために今日も奮闘しよう。

最後までお読みいただきありがとうございます。今後も一人でも多くの車いすユーザーに「笑顔」を与えられるバリアフリーを進めて参ります。