スリヴァートロン(sliver Tron)備忘録

https://twitter.com/ck_syunan/status/1376075775728738306?s=20


優勝です(ドンっ!)

オリジナルのスリヴァートロンデッキで勝てたので崩す前に調整録的なものを書き残しておこうと思います。

【プロローグ】
僕はどのフォーマットでもスリヴァーを愛用しており、特にモダンでは熱心にスリヴァーを研究していました。モダンのスリヴァーは一定の戦績は残せるものの、スリヴァーでは一行に勝てないデッキがモダンには存在します。そう、トロンです。

トロンに親を殺された会の会員は多数いると思いますが、会員となった僕(対トロン0-6)は安直に考えました。

「勝てないのなら自分で使えばいいのでは?」

そうしてトロンへの挑戦が始まりました。

しかし、トロンは7マナが出るようになっても即勝ちにつながらないことと、素直に緑トロンやエルドラージトロンを使うのは気が向かなかったため、7マナのカードで強いカードを探したところ一枚のカードに出会いました。

限りないもの、モロフォンです。
http://mtgwiki.com/wiki/%E9%99%90%E3%82%8A%E3%81%AA%E3%81%84%E3%82%82%E3%81%AE%E3%80%81%E3%83%A2%E3%83%AD%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%B3/Morophon,_the_Boundless


登場時に一瞬話題になったものの、以降はEDHの部族デッキで使われている程度のカードです。僕はEDHでもスリヴァーデッキを愛用しており、モロフォンから初祖につなげるムーブの強さを知っていたため、なんとかこれをモダンで使えないか模索することにしました。こうして、スリヴァーとトロンの組み合わせが生まれました(狂気)

【調整】
https://youtu.be/P28IWCVSK8o


当初参考にしたのは上記の動画ですが、実際に回したところ
・初手の依存率が異常に高い
・モロフォンがいないとゲームにならない
・初祖の続唱の当たりが少ない
という印象を受けました。そのため、

・サーチカードを増やす
・モロフォンの代替カード探し
・マナフィルターの枚数調整

を行いました。まずサーチカードですが、誘導スリヴァーをもともと入れていましたがマナがかかるムーブがあまり強くないように感じたので枚数を減らし、召喚士の契約を投入しました。0マナで打てるためキープ基準になるので安定感も増しました。
次にモロフォンの代替カードですが、無色7マナのカードを検索していたところこのリストを見つけました。
https://mtg-jp.com/reading/iwashowdeck/0034174/

なんと宇宙儀があれば色マナを無視して手札のスリヴァーを叩きつけられます!しかも5色のスリヴァーが生き残れば毎ターン5ドローできます!これは強い!
初祖の当たりを増やすためのマナフィルターの枚数は彩色の星、彩色の宝球8枚枚から6枚に減らしました。

コンボデッキは同じ役割のカードが8枚あればデッキになる!ということでモロフォン・宇宙儀8枚体制でデッキを作りいざ大会へ!!!
https://twitter.com/shu_ll_3594/status/1360865485168939012?s=21


【調整2】
大会に出ましたが、無事0-3しました(爆)
宇宙儀はこれだけ引いた時に弱すぎて発狂しそうになったため速攻でメイン採用は諦めることにしました。

大会に出て気づいたことは、
・3キルムーブは他のトロンにない強さ
・減衰球他サイドからの刺さる対策カードが多すぎる
・マリガン基準をきつくしないと強いムーブができない
ということです。一番下は練習で改善できますが、真ん中はどうしようもないため、一番上の長所を伸ばすことにしました。

まずテコ入れしたのは4マナカーンの採用です。
デッキの特性上サイドに投入したいカードが、相棒のジェガンザと活性の力しかないため、サイドの枠を広く使えます。モロフォンがない手札でも、サイドから宇宙儀をもってくれば出すことができますし、コントロールに対しては防御の光網や液鋼の塗膜で土地を責めたりと多様な角度から攻めることができるようになりました。

次に5色を出す手段の多様化です。大瀑布、宇宙儀、モロフォン、ジェガンザとトロンランドさえ揃えばなんとかなるように採用カードを増やしました。大瀑布はトロンランドを揃えた後の土地サーチを使い持って来れることと、契約の支払いマナに一部充てることができる点も優秀です。宇宙儀はメインにあると産業廃棄物ですが、カーンから任意のタイミングで持って来れるならば話は別、モロフォン無しのハンドでもキープすることができます。ジェガンザは相棒コストさえ払えば任意のソーサリータイミングで手札に加えることが出来、モロフォンを除去された際などにニノ矢として使うことが出来ます。

【動かし方】
こうしてデッキの核が定まったのであとはひたすら一人回しして3キルの精度を上げるだけでした。序盤の動きは緑トロンと同じです。3ターン目にトロンランドを揃えることを目指しましょう。トロンランド揃ってからの3キルのパターンは主に2つです。

・モロフォン+初祖スリヴァー+斬雲スリヴァー(飛行速攻打点16点)
・モロフォン+スリヴァー軍団+斬雲スリヴァー(飛行速攻打点22)

初祖スリヴァーの場合は打点が足りてませんが、続唱で追加のスリヴァーか契約が捲れればいいので問題ないパターンも多いです。手札から契約を唱えるときはそのターンに勝ち切れる場合のみにしましょう。契約死します。

また、ハンデスを食らった場合は屑肉スリヴァーを出して蘇生から速攻を決めるムーブも覚えておくと勝てることがあります。また、誘導スリヴァーが戦場にいれば手札のスリヴァー(モロフォン)を墓地に送りつつスリヴァーを手札に加えることができるので、墓地が肥えている時は屑肉をサーチするのも一考に入れましょう。

4カーンは、そのターンに勝ちきれない場合に使用します。対コントロールであれば液鋼の塗膜で土地を縛るか、防御の光網で相手のインスタントタイミングでの妨害を防ぎ、対ミッドレンジ・ビートであれば定番の罠の橋や忘却石を持ってきましょう。ちなみに罠の橋を自壊する手段はメインに爆発域しか無いので、斬雲スリヴァーなどでちまちま殴りましょう笑
7マナ出る状態で4カーンを使った場合次のターンにジェガンザを唱えるために手札に加えておくのもありです。トロンランドが破壊されても最悪5マナでジェガンザキャストすれば次のターンに5Cスリヴァー出せるためです。

サイドチェンジは基本的に活性の力を入れるか、調和スリヴァーを屑肉スリヴァーと入れ替えるかしかしません。活性の力を入れるとジェガンザの相棒指定が出来ないので注意しましょう。

サイド後に相手が墓掘りの檻を出してくる場合がありますが、屑肉スリヴァーしか引っ掛かりませんので無視して構いません(初祖スリヴァーはデッキからでなく追放領域から唱えています)

【デッキリスト】

メイン60

クリーチャー17
4 限りないもの、モロフォン/Morophon, the Boundless
4 初祖スリヴァー/The First Sliver 
3 スリヴァー軍団/Sliver Legion
3 斬雲スリヴァー/Cloudshredder Sliver
1 屑肉スリヴァー/Dregscape Sliver
2 誘導スリヴァー/Homing Sliver

呪文 25
4 古きものの活性/Ancient Stirrings
4 彩色の宝球/Chromatic Sphere
2 彩色の星/Chromatic Star
4 探検の地図/Expedition Map
4 森の占術/Sylvan Scrying
4 召喚士の契約/Summoner’s Pact
3 大いなる創造者、カーン/Karn, the Great Creator3

土地18

4 ウルザの塔/Urza’s Tower
4 ウルザの魔力炉/Urza’s Power Plant
4 ウルザの鉱山/Urza’s Mine
4 森/Forest
1 大瀑布/Cascading Cataracts
1 爆発域/Blast Zone

サイド15
1 湧き出る源、ジェガンサ/Jegantha, the Wellspring
1 歩行バリスタ/Walking Ballista
1 調和スリヴァー/Harmonic Sliver
1 大祖始の遺産/Relic of Progenitus
1 液鋼の塗膜/Liquimetal Coating
1 魂の洞窟/Cavern of Souls
1 彩色の宇宙儀/Chromatic Orrery
1 呪文滑り/Spellskite
1 忘却石/Oblivion Stone
1 防御の光網/Defense Grid
1 墓掘りの檻/Grafdigger’s Cage
1 罠の橋/Ensnaring Bridge
3 活性の力/Force of Vigor


以上いかがでしたでしょうか?緑トロンに飽きてきたり、変わったスリヴァーデッキを使いたい人はぜひ組んでみてください。3キルムーブは最高です!レッツスリヴァー。

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