読書日記 「20×20」と安住紳一郎の日曜日天国

安住紳一郎の日曜日天国を昨日の深夜に聞いた。昼間に聞きたかった。
公式youtubeの配信だと曲が聴けない。
安住さんの曲紹介で、「瞳を閉じて」を聴きたかった。ラジオを聴き終えた後に自分で「瞳を閉じて」を流してみた。

昨日は、完熟マンゴーさんの回だった。日天を聴き始めて4,5年の私には、パンダジャパン発足の頃などに代表されるリスナーと安住さんがわちゃわちゃしていた時代は眩しい。

私が聴き始めてからの日天は年次行事がほぼ決まっており、安住さんといろんな体験をして年月を得たリスナーさんが思い出と共に登場する、100周年を迎える強豪校のような暦の決まった大家のラジオ。

どっしりとした雰囲気に落ち着くけれど、たまに日天の青年期を感じられるエピソードに出会うとすこし嫉妬しています。

完熟マンゴーさんを、ラジオリスナーさんとして常に接しつつ、田中敦子さんとしても敬意を払っていた過去と現在の振る舞いは素敵だった。

面白ラジオリスナーさんとして扱われたことが田中敦子さんも楽しかったのではないのかな。

完熟マンゴーさんのペンネームの由来は山本文緒著の「20×20」と聞いて、すぐに読んだ。読んで驚いた。ラジオパーソナリティの話にも読めた。芸能の話にも読めた。

静かに毒っ気が強い「20×20」を読んで、印象に残ったことが、「無花果たわわ」というペンネームだったのだと思うと、田中敦子さんがおっちょこちょいで素敵な人に感じる。

安住さんは、過去ラジオで完熟マンゴーさんのペンネームの由来も過去の曲紹介エピソードも語らなかったらしい。

無駄な言葉を嫌い、表現に気を遣う方が、過去語ったことがないがと前置きをつけてまでペンネームの由来と曲紹介のエピソードを語ったことは、リスナーさんをラジオで送るだけではなく、ラジオを通して、田中敦子さんをも送りたかったからかなと思って泣いた。

自身のラジオにリスナーとして楽しく参加している気持ちを最後まで尊重しつつも、個人としての見送り方をする。ちょうど自身のいちラジオリスナーと名声優を半分半分で見送ったように感じた。

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