読書日記 「名探偵じゃなくても」と言葉と情感

ドライフラワーが揺れている。昨日結えてからくるくるを見ている。
乾燥してくる前の緑の色が綺麗だ。色を示す言葉って不思議だ。

ゲストハウスとかカフェとかで壁にお客さんが自由に何かを書いているのにときめく。
自分が壁を持つとすると何をやるかな?

「いろんな言葉で色の単語を書いてもらう」
「いろんな言葉で季節を表す言葉を書いてもらう」

L'été indien、La vendemmia、Babí léto、Herbstgold、芒种。その国の言葉で切り取られた季節はその国の匂いがする。

壁に1月、2月と書いて、そこに季節を表す言葉を書いてもらいたい。

ドライフラワーを見ながら小西マサテルさんの「名探偵じゃなくても」をめくった。
安楽椅子探偵もののミステリーで、1時間できっちり楽しめるドラマのような連作短編集。

柔らかい人間関係の描き方にほっこりしながら。紫炎もまたいい風上。

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