読書日記 「グアテマラの弟」とリズム

昔、楽しみだった台風一過の夏空が、今はただ辛いだけ。いまや科学の力で生かされてると思える日々で、先に対して怖さしかない。
久しぶりに仕事で渋谷に行き、終わりがけにヒカリエに寄ったら人が多くて驚いた。

毎夜ちょっとづつ、ジブリのドキュメンタリー作品「高畑勲、『かぐや姫の物語』をつくる。~ジブリ第7スタジオ」を見ている。
作りたいものを作る。と端的に言ってしまうのは容易いけれど、作りたいものを作るしかないなと。思ってしまう。

「かぐや姫の物語」は素直な作品。ずっと見ていたい。

ジブリのドキュメンタリーは緊張をしいる。をずっと見ている肩が凝ってしまうので。
自由に軽やかに。と思って、片桐はいりさんの「グアテマラの弟」を手に取る。なんだろう。ゆったり自分が得意なペースで居心地のいい離れ難い場所にいれればいいなぁと思わせてくれる。

無理に肩肘を張らなくてもいいし、ゆったり構えながら堂々とふわふわご機嫌にやっていれば、心地が良くなるんだろう。

読書日記が31日目になった。
今はこの書き方が心地がいい。本を紹介しないといけないと肩肘を張る性格だからこそ、自分の日々の中に本がどういるかを自問することが楽しい。

一体誰に向けて書いているんだろうとおもうけれど、誰かを傷つけさえしなければ、ご迷惑さえなければ、いいだろうと思って、まずは自分が緩やかにご機嫌に。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?