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STUDIO FROZEN / akubi Inc.WORKS

この夏オープンしたSTUDIO FROZENという写真スタジオのトータルブランディングをさせて頂きました。

具体的には、メインコンセプト / 内装デザイン /  内装デザイン / 広告撮影 などです。

こんなご時世でも心温まる運営さんの熱いに動かされて、全力で支援させて頂きました。

まずとりかかったのは、メインコンセプト。

愛する我が子や家族を写真に収める。

それって、どういうことなんだろう?実体験ではないことなので、何度も何度も想像し、コピーを書き直しました。

その中で、こんな言葉が産まれました。

「その愛しさを、冷凍保存。」

個人的な話ですが、自分は写真が嫌いでした。子供の頃の家族写真なんか数えるほどしかない。

単純に、写真を撮る理由がわかっていなかったので、みんなで集合して列を作り、動き出したいのをじっと我慢して記録をしてもらうのが窮屈で仕方がなかった。

音楽を初めて、自分の好きな世界観を写真に収めることを知って、その体験が写真というものへの価値観を変えてくれた。

自分の大切なものを残すこと。

そして、それを愛してくれる人とそれを振り返り、語り合えることの素晴らしさ。

当時の想いや思い出を新鮮なまま保存できるものなんだ。

そんな想いから産まれた言葉でした。

当然コロナだろうがなんだろうが時間は進むし、子供は育ちます。

捻くれてる子は、つまんないって泣いちゃう子も居るでしょう。

だけど、その意味が分かった時。

愛された証だと分かった時、時間を越えてその想いは伝わるんじゃないでしょうか。

次に、内装デザインとロゴを並行して進めていきました。

やはりakubi Inc.として依頼を受けるからには普通のスタジオにしてもつまらない。

「その愛しさを、冷凍保存。」から膨らんでいく世界を徹底的にイメージします。

家に。現実に。囚われたままのみんなを解放してあげられる、ファンタジーな世界を創りたい。

多分、自分にとってMusic Videoを作る感覚とほとんど一緒なのかなと思いました。

そこで、室内のスタジオの中に雪を降らせるという発想にたどり着きました。

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ファンタジーな洋館をイメージした内装。

大きなを室内に運び込み、赤いカーテンやカーペットを設置。

時が止まった古時計をたくさん置いて、人工雪を積もらせます。

akubi Inc.メンバーの特殊造形士NOBUくんが、まるでCGみたいな空間を創り出してくれました。

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外のショーウインドウも雪が積もった古時計。

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数ある業者さんの中から、人体に影響のないスノーマシンをチェックしに行きました。

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メインロゴは氷をイメージしつつ、鋭角すぎないシンプルな美しさを目指しました。

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他にもドライフラワーやアンティーク調をイメージしたスペースも制作。

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ホワイトを基調としたシャビーな空間が個人的にはとても気にってます。

単純にかわいくうつるのでオススメです笑

コロナ渦でどこにも旅行にいけないって嘆いてる家族の皆さん。

写真スタジオでファンタジー体験っていうのも、今しかできない遊びとして素敵なんじゃないかと思います。

いつだって、今の状況を嘆くよりも、今しかない状況を笑う方が、幸せに向かえるのだから。


最後にメインコンセプトを総括した挨拶文を寄稿させて頂いたので、それをここにも転載させて頂きたいなと思います。

〝記憶〟は薄れてしまうけど、〝記録〟は一生残り続けます。

そしてその記録に触れる度、大切な思い出はより輝きを増していきます。

成長して行く我が子の姿
愛すべき家族の絆

様々な想いを撮影することで、また新たな会話やコミュニケーションが生まれることを願っています。

また、このコロナ禍という未曾有の状況の中
多くの娯楽を失った世界でも、一流のクリエイター達とファンタジックな空間による美しい撮影体験で、
少しでも皆様の日々を美しく彩る手伝いをさせて頂きたいと思いました。

二度と取り戻すことのできないこのかけがえのない一瞬を、写真という形で、永遠に飾れたらなと

その愛しさを、冷凍保存。

STUDIO FROZEN

埼玉県久喜市久喜中央2-7-17


Creative Direction : 武瑠

Snow Props : NOBU

Photo : unyu sudo

SNS Promotion : Itti

Production : akubi Inc.





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