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アヒルと鴨のコインロッカー

トンチキなタイトルの作品に惹かれる傾向にある。 砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない、だの、犬とハサミは使いよう、だの、普段組み合わせて使う機会のない単語同士が一緒に並んでいるのを見ると、「これは一体どういう意味なんだ.....」と無意識に頭が働いてしまう。 本作『アヒルと鴨のコインロッカー』もまさしくその例であって、「叙述トリックが凄い」という前情報とタイトルで即購入し、一晩で読み終えてしまった。伊坂幸太郎に触れたのは今作が初めてだったが、いや、あの、語彙が飛ぶんだけどマジですげえ

    アヒルと鴨のコインロッカー