未完成定理に救われた

仕事ができず苦しい毎日であり、正直仕事に行きたくないと感じる。
成長なんてものはなく、今あるのは退化。
すればするほど、抱えるものが大きくなるほど、出来なくなっていく。
おそらくほかの同期に比べたら抱えているものは小さいと感じる。
だがそれでもやれたこともやれない自分が醜く、出来ない自分を認めたくなくて自信過剰と自己否定が止まらない。

そんな折、たまたま今日未完成定理を読んだ。
言わずもがな、未完成定理とはかつてcomicoで公式連載され、今はLINEマンガで全話無料で読める、私の愛読書である。
comico時代は作品愛だけなら、作者さんの次ぐらいにはあったと思う。そして今でもその手の人とSNSの極一部で知られている。
そんな好きな作品を、半年ぶりに読んだ。

久しぶりに泣いた。
その作品の登場人物達の生き様も感動要素であるが、主人公が苦しんでいる時にかけたヒロインの言葉が、あまりにも今の自分に刺さった。

思えばこの作品に出会ってハマった時も同じだった。
自分が好きだった野球を、部活も勉強もそれ以外も全てが上手くいかなくなって野球部をやめて、「野球部から逃げ出した奴」というレッテルを貼られたまま追い詰められて出会った、そんな時。とあることがきっかけで剣道を辞めた主人公に対してヒロインが投げかけた「好きなものを手放すのは辛いよね」という言葉がその時も刺さって、ストーリーも設定も好きになり、夢中で読み進めた。

そして今回も救ってもらえた。
頑張らなくていいと。

頑張れないなら頑張らないことも大事だと。

ずっと頑張らない訳には行かないし、頑張らないといけない場面が多くある。
それでも「頑張れない時は頑張らなくていい」のであれば、頑張れる今は自分を壊さないように頑張って行くしかない。
頑張れない時のために、今自分は頑張りたい。
俺は頑張る。

それはともかくとして、皆未完成定理を見てくれよ。。。あんな神作品世の中にそんなないから。

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