風をあつめて
1月某日、晴れた日
テオ・ヤンセン展に行きました。
現代のレオナルドダヴィンチとも言われるオランダの芸術家、テオ・ヤンセン。
テオ・ヤンセンの代表作、ストランドビーストは過去にテレビだかネットだかで見てちょっと気になっていた。
プラスチックチューブや結束バンドで造形された、風力で動く巨大な模型、という認識。
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会場に入ってすぐのところで千葉県とオランダとの繋がりについて知る。佐倉藩が蘭学を奨励したことなどから古くから千葉とオランダは交流があったそう。
西の長崎、東の佐倉と呼ばれていたとか。
……長く千葉県に住んでいるのに知らなかった。言われてみれば佐倉に風車があるけど、そういうことだったのか。
そういえば千葉県には「オランダ家」という洋菓子店がある。
ここの落花生パイは過去に10個ぐらいは食べたことがある。落花生嫌いなのに。自分で買ってことはない。なんだかんだで貰うことの多い、自分で買うことはないお菓子の店。
千葉にたくさん店舗があるので、シャトレーゼのような全国区のお菓子屋さんかと思っていたが、千葉にしかないと知ったときの驚き。
そのオランダ家はもしかしたらそんな千葉とオランダの繋がりから生まれた店なのかもしれない。
……関係ないらしい。
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千葉とオランダの関係について知った後は、展示されてるストランドビーストや進化の年表を眺めた。デケ〜!これが動くんかい!と思っていると、実際に動かすので隣の部屋に集まってくださいとのアナウンスが。ぞろぞろと隣の部屋に向かう。
私が見たのは『アニマリウス・プラウダンス・ヴェーラ』と『アニマリウス・アデュラリ』
江戸時代にオランダと長崎を結んでいた帆船がモチーフになっているらしい。このサイズがノシノシと歩き出してちょっと驚いた。
しかし後ろに歩くことは出来ないらしく、ズリズリ引っ張られていた。可愛い。
1つしか撮れてないんだけど(……)2つ向い合わせに並べられている。尻尾を振ってるのがなんとも犬っぽかった。
実際に動く様子を見た後、改めて展示されているストランドビーストを見ると、これらはいま身体を休ませている、もしくは眠っているだけなのでは?と思った。
こうやって写真を載せておいてなんだけど、ビーストは写真で見てもその凄さなんてほとんどわからないと思う。
じゃぁビーストの魅力が一番わかるのってなに、というと、動いている姿だ。
会場内でプロジェクターに映し出された映像があまりにも良くて2〜3周見続けたんだけど、いつか実際に砂浜で歩いてる姿を見てみたいと思った。
一番最初にヒットしたこの動画で、テオ・ヤンセンがチーバくん持たされてるのが面白かった。
ありがとう、テオ・ヤンセン。
最近『進撃の巨人』を見ていたので、たくさんの足をゾロゾロ動かす姿を見て、巨人化したエレンの最終形態みたいだな……なんてことを思った。
地ならしの悪夢
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