デカダンの理想に笑え
2019(R1)1001Tue
すごく楽しい夢を見て目が覚めた朝。久しぶりに、起きた時の静けさに内側が身震いした。知ってるような知らないような人らが、細長い長方形のテーブルを囲んでゴッチャゴチャと話してた。ねえあんた誰よ?いや知らんわぁ。あっはっはっあの乱雑さは嫌いじゃなかったなぁ。やっぱり人が好きなのかな、好きでいれるうちは好きでいよう、とびきりの贅沢だし。起きた瞬間の一秒の静けさが、永遠に続くように思えた。朝は寂しい。まだ秋なのに。
今日なんかの時にリーダーを決めることがあった。『リーダー』という響き、惹かれてしまうんだよな。指先がそっと上を向きかけるけど、左手が抑えた。リーダーって仕事は向いてない人が一番夢見ちゃいけないものだから。やりたいことをやれとか、積極的に行動しようとか、それは私が責任を負える範囲の中での話でしょう。私はこの講義を受けたかったから、厳しい先生を選んだし、本が好きだから図書館のボランティアをしてる。けどリーダーはダメだ。こう気づいたのは割と最近だった。見た目がマジメなので学級委員に立候補しても異論は出なかったし、生徒会にも推薦してもらえた。けれども私は見た目がマジメなポンコツなので、仕事を教えてもらっても中々上手くいかないし、自分で考えて行動したら余計に迷惑になっていった。一応真面目に取り組んではいる。ただ、リーダーに「マジメ」は特に必要じゃなかった。どうやったら良くなるかを考えられたり、中心から仲間を盛り上げられたりする力が必要だった。私にはそれらがなかった。シンプルな答えだ。資質の問題だよ。そう言って逃げてしまうところも全く向いていない。『リーダー』という響きは未だに私の向上心を捉えるけれど、私の経験則がそれをすっと抑える。ああ、きっっしょいな。マジで私きしょいな。てめえの問題だろうが、と俯瞰した私が言っています。まぁたまには、うじうじグズグズな私を何もせず放っておこうと思います。たまには?かな、まあいいや、今日はドイツ語も頑張ったし。嘲笑で自傷するのも疲れるんですよね。韻を踏んだわけじゃない。
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