何にもない夜

2020(R2)0414Tue

嫌われたくない、嫌われたくないな。私が正しい確証なんていつまでも持てないのに、私を主張するのが怖い。いや、世論的にとか一般常識的に正しい間違ってるじゃなくて、私の信条に照らして恥ずべき誇るべきかっていう観点。でもそもそも信条が未だにあやふやのブレブレだから価値観の焦点がいつまでも合わない。だからまだ好き嫌いでしか第一段階では判断できない。愚かしいな。その人の中の境界線の超え方がわからない。誰も傷つけたくないし誰にも傷つけられなくない。両立しないとやっと気づいてもその望みが変えられない。その人の一歩踏み込んだところへ行く勇気がない。もしかしたらその人への興味なんてないのかな、と不安になったりしたけどやっぱり意気地なしなだけだった。嫌だな、嫌いだな。私とすごく仲の良い子はみんな私を自分の中へ引っ張ってくれた気がする。だからこそ、私でも仲良くなれたんだ。ありがとう。でも中には、あまりに私を中へ連れてきすぎて私の存在を「自己愛を主張できる公式LINE」みたいに扱う人もいたな。私と話してくれるという事実が嬉しくて「君のそういう、私個人の存在を無視するところは嫌いだ」とは言えなかった。自業自得だからね。私を特別好いてくれなくてもいいんだ、そりゃあ好いて欲しいけれど。私じゃなきゃだめなんてことはないんだから、そんなことどうだっていいのだ。私以外にたくさん仲の良い人がいるのだってまったくもって良いことなのだ。私が嫌なのは、仲良くなった後に私という存在を真剣に受け取ってくれないことだ。嫌だ、「嫌い」ということで自分語りをするのは嫌だ。

もういい、もういいよ。本当に、もういいんだ。あなたはただ私の心臓を抉り出してくれたらいい。そうしたら私はもう痛みを感じなくて安心して眠れる。もうこんな夜は嫌なんだよ。

#日記

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