クッキーファントム

2019(R1)1009Wed

突然だが私は生地の味が好きらしい。例えをあげると、ホットケーキはバターやシロップをかけずにそのままがいい。たこ焼きにソースとマヨネーズはそこまで要らない。食パンはジャムもバターもない方が好き。オムライスはケチャップライスの味で十分だからケチャップはかけない。エトセトラ。素材の味が好き、というよりは生地の味が好き、の方が近い。ホットケーキはミックスの時点で好きだもん、甘くて。そのまま食べたい。弟もちょっとこの気持ちは分かるらしい。だから二人で昼ごはんにホットケーキ作るときは、大体生焼け。まじで表面軽く焼いただけだから、我々はミックスを食べている。新人類。 

私はクッキーも大好きだ。クッキーの種類は色々あるけれど、特に好きなものが3つある。1つ目はチョコチャンククッキー。以前スタバでこのクッキーを食べた時、稲妻が走った。中がしっとりしたクッキーはもう私のドストライクで、バズーカで心臓を撃ち抜かれた気がした。あの大きさも非常に魅力的で、正直フラペチーノよりチョコチャンククッキーが食べたい。カントリーマアムも大好きなので、多分中がしっとりしたクッキーのことが好きなのだ。だから正確には、チョコチャンククッキーが好きなわけではないのかもしれない。でも私は、いつまでもあのクッキーを忘れられない。2つ目は、グラハムビスケットだ。「いやクッキーじゃねえじゃん!」と思いかもしれないが、クッキーとビスケットに明確な違いはほとんどないらしいのでオッケーです。フロム森永製菓。実はグラハムビスケットという名前を知ったのはつい最近だ。全粒粉(グラハム粉)を練りこんだビスケットのことらしい。そう……私は全粒粉のうっすら塩気のある味と食感が大好きなのだ…!スーパーとかでクッキー買って食べた時、それが全粒粉だと「わ!!当たりだ〜!!」と思う。『グラハムビスケット』という名前を知ったので、これからは裏面の明細で判断できそうだ。嬉しい。3つ目は、お母さんのクッキーだ。お母さんが休みの日、学校から帰ってくるとたまに手作りのクッキーが置いてあった。これが本当に美味しくってたまらないのだ。お母さんはよくパウンドケーキや牛乳プリンも作ってくれて、私はそれら一つ一つが大好きなのだけど、中でもクッキーは格別だった。どうやって作るの〜って聞くと「混ぜて型抜きして焼くだけよ〜」って言う。お母さん自身クックパッドなどを見てるので、確立した作り方はもってないのかもしれない。でも、お母さんのクッキーはいつだって美味しい。本当に。いつも大量に作ってくれるけど、多分あれの8割は私が食べてます。おかげで食欲抑制できない。この前唐突にお母さんのクッキーが食べたくなって作ったけど、なぜかパンが出来ました。それなりに美味しかったので良しとする。ここ最近お母さんの話ばっかりだけど、別にホームシックなわけではない。自分でわかってないだけかもしれないけど、引っ越してきた当初の希死念慮のエグさを考えると、多分違うのだと思う。それでも思い出すのは、単に私が親離れできない子どもだから。別に今はそれでいいか、とも思ってしまう。甘ったれられるのも今のうちやし。

#日記

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