パン屋に潜むデリラ

2019(R1)1002Wed

大学の中にパン屋さんができたらしい。ここで私に集中線が入る!「な、なんだってーー!!」今日も図書館にいると、風に乗ったカスタードの罪深い香りが、にっこりと微笑んでいった。嗅覚を掴まれてしまうと弱い…。見た目を自分勝手に想像して、はい、私のクリームパンの出来上がり。だがしかし、簡単にはパン屋さんへ足が進まないのです。なぜか? 決まっている。そう、人が多いのだ。大学内に開きたてのパン屋さん。加えて鼻をくすぐる焼きたてパンの匂い。人が集まるのは抗いようのない自然の摂理である。そうなれば、茶髪でカジュアルな格好をした人々で溢れ返るのである。私の苦手なことは、スマートな人の多い店でスマートに買い物を済ませることだ。そして2人組や3人組が並ぶ中で1人で並ぶことだ。人目が気になる性分なのです、こればかりは60年くらい生きないと直らないんじゃないかな〜、しんど…。そして私は思う。みんなが飽き始めた2ヶ月後頃に行こうと。それまで待ってて下さい、私のファム・ファタール。

#日記

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?