大敗による始動

2018年1月30日 トレーニングマッチ ポートFC vs サンフレッチェ広島 PATスタジアム(タイ・バンコク)

 試合を観たわけでもなく詳細な内容を聞いたわけでもないが、さすがに5ー2というスコアは大敗と言わざるをえない。先制点を許し更に失点を重ね得点を決めて追い上げへと向かうのかと思ったらまた失点を繰り返す。これは昨シーズンと同じパターン。結局監督が替わろうと選手が替わろうとチームは変わらないということだろうか。
 城福監督の就任、それは驚きでもあった。残留へ導いたヨンソン監督は悪いとは思わなかった。少なくとも最低限の結果は出した。しかも元サンフレッチェ選手だったことで縁もあった。それでも続投しなかったということ最初から城福監督就任の話は決まっていたのかもしれない。その後の補強人事のスピードと積極性からそんなことが伺えるのだった。
 中でも注目は磐田へレンタル移籍してた川辺の復帰である。その活躍から完全移籍してしまうのではという危惧がありながらも降格争いをしたチームに戻るというのはもはや中心選手となる決意があるはずである。そしてそれを裏付けるかのようにこの試合では得点をあげている。得点力不足に嘆いた昨シーズンからすると嬉しい結果であった。
 だが、点が取れないというのはやはり攻撃陣に問題があった。特にエースと目されて加入した工藤は大誤算であった。いつか爆発する。そんな淡い期待はことごとく裏切られついにはベンチを温める日の方が多くなったのだった。
 すでに終わった選手。工藤にはそんな目を向けてしまった。当然契約は解除されるだろうという予想するも新たに9番の番号さえも与えられた。新加入の渡やティーラシンが攻撃の軸となると確信していた。が、この試合でゴールを決めた。もしかしてスタメンには工藤が躍り出るのかもしれない。そうなると攻撃での競争は激しくなる。それは胸を熱くさせる要素なのだった。
 だがそれにつけてもこの失点の多さはどうにかならないものだろうか。千葉や水本はやはりピークを過ぎてしまったんだろう。果たしてDFは未だにその2人に頼っていたのだろうか。それとも新たな可能性にかけてたんだろうか。情報がないのでちっともわからないのだった。

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