名古屋戦~同じ負けパターン

2018/11/24 サンフレッチェ広島vs 名古屋グランパス エディオンスタジアム広島

 1-2の敗戦。試合を観る前に先に知ってしまった。負けると分かってる試合にはぼくのハートはナイーブにできている。さすがに観ることはできない。そしてその経過を知るにつれ、尚のこと観る気をなくしてしまったのだった。
 柏が先制するもわずか3分後に追いつかれ更に5分後には逆転。せっかく先制してもすぐに失点するというのはプロとしてどうなんだろう。セットプレーでの失点の多さも加え、このチームには本当に監督というものが存在するのだろうか。もはや城福監督にはそれほどまでに信頼感を欠いてしまった。
 だがそこは選手にも当然非がある。出場停止のパトリックに代わってトップに入ったのは中盤の川辺だった。工藤も渡もチーム内の競争に負けてしまった。そして川辺も点を取れない。結局パトリック以外にトップに収まる選手がいないことを証明してしまった。
 果たしてこれで来シーズンはどうなるんだろう。そんな混迷の中カズの引退セレモニーは行われた。サンフレッチェ一筋、優勝にも貢献した選手。毎年、ホーム最後の試合はもっと華々しいものになっていた。それがどことなくどんよりとしたわだかまりを抱えたものとして終わってしまった。
 これで6連敗。次節負けると7連敗で4位に順位を落として終わる可能性もある。さすがにそうなったらもはや城福監督もチームに留まることができないだろう。そして今後監督としてのオファーも厳しくなるに違いない。チームも正念場、監督も正念場、選手も正念場なのだった。
 圧倒的な勝ち点差をつけながら優勝できなかった今シーズン。史上最も振り返りたくないシーズンとなるかどうかは次節に掛かってると言っても過言ではないだろう。

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