がっかりさせんなよ。

まあ、私の蒼さもあると言えばあるし、いつまでも蒼くありたい、と言う気持ちもあります。それは良い意味でですね。世の中の事や他人の事、何もがすべてわかった風に振舞ったり、開き直ったり、と言うのはあまり性に合いません。

サラリーマンの頃～独立して間もない頃に、10年ほど通っていた喫茶店がありました。
喫茶 Myway　1階はピロティで駐車場、2階が店になっており、漫画本が豊富でいつも映画のDVD流している、隠れ家的な店でした。鼻髭を蓄えたマスターと藤田朋子さん似の奥様でママの二人で経営しており、ママは私より1つ歳上の先輩でした。

裏通りのわかりにくい場所にあった事と、タダで映画を観れた事、そして何より、1つ年上の先輩への憧れがあった事で、仕事中であっても時々サボタージュしてました。

ある日、ママから
「今度、夜にスナックを始める事になったから、そっちにも来てね💛」と告げられました。
昼はマスターが喫茶店をやり、夜はママがスナックをやる、時々はママも喫茶店にも出る、と言う事でした。
憧れのママから、来てね。と言われてイヤです。とはなりません。

スナックがオープンして間もなく、お祝いを兼ねて2、3名で行きました。ドアには喫茶店と同じ名前、Myway　と書いてありました。
カウンター席10名ほど、ボックス席が2セットほどのこじんまりした店で、カウンターはほぼいっぱいだったのでボックス席に座りました。
そしてわずか10分後には店を出ていました。

オープン間もない事もあり、ママは元気はつらつで、やる気に満ちていました。それは当然の事なんですが、昼間の清楚だったママとは打って変わって、お下品極まりないママの姿がそこにあったのです。カウンターの客との卑猥な会話。カラオケに負けじと、大声で話すママと客の猥談が聞こえてきます。話ながら、歌ってる人へ、オラオラ、元気出せい！声が小さいよ！、と激を飛ばすママ。
客の振った猥談なんて、うまい事スルーするママも多いけど、大声でまともにキャッチポールしてるし、カラオケだって客の好きに歌わせて欲しいものです。私も飲み屋はずいぶんあちこち行ってましたから、別に驚いたわけではありません。また、昼間のママを知らなければ何とも思わなかったのでしょうが、昼と夜のあまりのギャップに幻滅したのでした。こういう雰囲気の店なんだ、とがっかりし、もう次に来る事は無いな、と思ったのでした。

それからしばらくして、建築士会の飲み会があり、安い店があるからそこへ行こう、と同級生で士会の青年部長をやってるH君が言うので、店名を聞いてみたらママの店でした。わりい、俺は遠慮しとくわ、と速攻返事で断りました。安いから青年部でもよく利用している、と言うことでしたが、酒は単に飲むだけではなくて、雰囲気も味わいたい、そういうのもありますよね。

話はガラリと変わって

養育費不払い、賭け麻雀……元近鉄・石井浩郎氏のあきれた議員生活
という記事を見つけました。

石井浩朗(いしいひろお)さんと言えば、かつて近鉄から巨人に移籍し、4番を打ってた選手で、あみんの岡村孝子さんとの結婚した人です。結婚相手が岡村さんとは驚きました。やりやがったな！的でしたね。

日曜朝の情報番組のスポーツコーナーでは、♪ ヒヨ～　と言う尺八の音色とともに、拝啓、石井浩郎です。というナレーションが流れ、石井選手の真面目さ、実直さをアピールしていました。とにかく地味な人だったので、岡村さんとの離婚も以外だったし、今回のような記事になるほどの遊び人だったとは思いもしませんでした。

面白いのは、この記事は昨年9月の記事ですが、しっかりと掛け麻雀と書いてあるし、石井さんは負けた分を催促しても払ってくれないと書いてあります。

プロ野球時代は真面目だったけど、議員になって人間性が変わってしまったのか?それとも、最初から今のような人間性だったのか？
私は議員になってからの活躍を知りませんけど、野球人との石井さんは好きでした。
それにしても多いですね。賞賛されていた人が落ちぶれてしまうパターン。ダメだった人が後に活躍して賞賛されるパターンに比べ圧倒的に多いようです。人間は称賛されることは難しいが、ダメになるのは簡単だという事ですね。
石井さんは近鉄からの移籍選手とは言え、はからずも元巨人軍の4番を打ってた人です、がっかりさせんなよ。